ブラジル石油公社、ブジオス油田のP-78プラットフォームで操業開始

2026年 01月 3日

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リオデジャネイロ、サントス盆地プレソルト層のブジオス油田に設置された船舶型生産設備P-78(写真/Petrobras/Divulgação)

ペトロブラス(ブラジル石油公社)は1月2日(金)、サントス盆地プレソルト層のブジオス油田に設置された船舶型生産設備P-78が12月31日(水)に原油生産を開始したと発表した。P-78は日量18万バレルの原油と720万立方メートルのガスを処理することができ、これにより同油田の総生産能力は日量約115万バレルに達する見通しとなる。

さらに今回の稼働により、イタボライー(リオ州)にあるガスパイプライン「ホッタ3」(旧コンペルジ)と接続して大陸側へのガス輸送が可能となり、ブラジル国内のガス供給量は最大で日量300万立方メートル増加することになる。

「P-78で初油を得たことで、ペトロブラスが2026年に掲げる生産量増加計画は、年初から着実に動き出しました。石油・ガス生産量を増やすことが当社の重点目標です。今年は年間平均で日量250万バレルの原油生産を見込んでおり、その相当部分を、国内最大の埋蔵量と生産規模を持つブジオス油田が担うことになります。また、ブラジル市場向けの天然ガス供給の拡大も、当社の事業計画に掲げた重要な目標の一つです」(ペトロブラス、マグダ・シャンブリアール社長)

ペトロブラスによると、同プラットフォームには排出削減と運用効率の向上を目的とした各種技術が搭載されているという。主なものとして、フレアガス回収システム、ポンプや圧縮機の回転数制御の導入、さらに原油・ガス処理工程における高温・低温流体間のエネルギー統合などが挙げられる。

P-78は、国内最大の埋蔵量を持つブジオス油田で稼働する7基目のプラットフォームで、同油田は2025年10月に日量100万バレルの生産を突破した。2010年に坑井(こうせい)2-ANP-1-RJSで発見されたこの油田は、リオデジャネイロ州沖180キロに位置し、サントス盆地の水深2,000メートルを超える超深海域に広がっている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)