2026年のリオのストリート・カーニバル、過去最多のブロッコが登録

2026年 01月 12日

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リオ市のストリート・カーニバルのブロッコのひとつ、「ブロッコ・ダス・トレパデイラス」(写真/Joédson Alves/Agência Brasil)

リオデジャネイロ市観光局(Riotur)は、1月15日に、2026年のストリート・カーニバルで市当局からパレードを許可されたブロッコ(注:ストリート・カーニバルで歌や演奏、行進などパフォーマンスを行う集団)の名称を公表する予定だ。

2025年8月15日以降、Riotur には過去最多となる803団体が登録を行ったが、同公社の当初見通しでは、このうち実際にパレードするのは465団体にとどまるとされている。手続きはすべてオンラインで実施された。

2025年のカーニバルでは、685のブロッコが認可を申請し、そのうち482団体が市当局から許可を受けた。しかし、38のキャンセルが発生した結果、実際に予定を履行したのは444団体にとどまり、2024年のカーニバルと比べて32団体少ない数となった。

2026年のストリート・カーニバルの公式日程は、1月17日から2月22日まで続く予定で、35のブロッコが初めてパレードを行うことになっている。

リオ市中心部では135のパレードが予定されているほか、北部で56、グランジ・チジュカで63、西部で46、ゴヴェルナドール島とパケター島で37、ジャカレパグアーで12、南部で100、そしてバーハ・ダ・チジュッカ、ヘクレイオ、ヴァルジェンスで16のパレードが計画されている。

リオ市中心部のプレジデンチ・アントニオ・カルロス大通りとプルメイロ・ジ・マルソ通りの一部区間を含み、メガブロッコがパレードを行う「プレッタ・ジウ・ストリート・カーニバル・ルート」では、今年、コルダォン・ダ・ボーラ・プレッタ、フェルヴォ・ダ・ルジ、ブロッコ・ダ・アニッタ、ブロッコ・ダ・ファヴォリータ、モノブロッコ、シャー・ダ・アリス、ブロッコ・ダ・レクサ、セラ・キ・アブレ?、ブロッコ・ダ・ゴウドが登場するほか、今年の新顔として、コルダォン・ド・ボイタターが同サーキットで初めてパレードを行う。

「プレッタ・ジウ・ストリート・カーニバル・ルート」の名称は、昨年7月20日に大腸がんとの2年半にわたる闘病の末に死去した作曲家・歌手で元文化相ジウベルト・ジウの娘である歌手プレッタ・ジウに敬意を表し、エドゥアルド・パエス市長が命名したものだ。

パレードの日程はまだ公表されていない。今年のカーニバルは、2月14日(土)、15日(日)、16日(月)、17日(火)に開催される予定。

リオ市・南部地区・サンタ・テレーザ地区、旧市街区ストリート・カーニバル・ブロッコ独立協会(Sebastiana)のヒタ・フェルナンデス会長は、アジェンシア・ブラジルに対し、コルダォン・ド・ボイタターは本来「ブロッコ・ジ・シャォン(注:車両は使わず、全員が歩いてパフォーマンスを行う地域密着型の小規模ブロッコ)」のカテゴリーであると説明した。それにもかかわらず、市当局は同ブロッコをメガブロッコのパレード区間に組み入れたという。

「同ブロッコの行進ルートは長い間暫定的な状態にあったため、市とブロッコが合意を結び、現在はメガブロッコのサーキットに組み込まれているのです」(ヒタ・フェルナンデス会長)

フェルナンデス会長は、昨年の数字と比べて2026年のカーニバルに向けたブロッコの登録数が増加したことを歓迎した。

「申請件数は増えましたが、それがそのまま認可件数の増加を意味するわけではありません。ただ、正式な登録を求める人が増えているのは確かです。これまで“非公式”と呼ばれ、市当局と対話してこなかったブロッコでさえ、いまは公式化を望んでいます。というのも、市がストリート・ブロッコ向けの助成金制度を設けたため、資金を受け取るにはブロッコが正式に登録されている必要があるからです。これが、非公式ブロッコまでが公式化を求めて申請する理由になっています。(認可数が減ったという指摘もありますが)減ったわけではなく、むしろ増えています」(ヒタ・フェルナンデス会長)

リオデジャネイロ市観光局(Riotur) によれば、これまで年に2回または3回パレードしていたブロッコが、今年は1回または2回の実施にとどまるケースがあるという。このため、2025年と比べて、認可されたブロッコが行進する延べ回数は少なくなる見通しだ。

また、Rioturは1月8日付で省令324号を公布し、9日付の市官報に掲載した。同規則は、2026年のストリート・ブロッコのパレードに対する文化助成金の付与を定めるものである。

助成金の額は、参加者が3,000人までのストリート・ブロッコに5,000レアル、3,001人から1万人までのブロッコに2万5,000レアル、そして1万1人以上のブロッコには5万レアルが支給される。

パレード許可を得るために必要な行政・安全・設備などの必須要件を、今年、リオ市当局は増やしたのではないかとの質問に対し、ヒタ・フェルナンデス会長は、それは事実ではないと強調した。

「その点はすでに変更されています。要件は増えていません。むしろ、特にトリオ・エレトリコやステージ設備を持たないブロッコに関しては、要件が緩和されています」と同氏は述べた。

ブロッコは、カーニバル参加の許可を得るために消防局への申請を行う必要がなくなった。観覧席、トリオ・エレトリコ、サウンドカーなどを使用しない場合、特別な手続きは不要である。ただし、物理的な構造物を設置する場合には、安全基準の遵守が不可欠となる。リオ州消防局のウェブサイトには、必要な手順をまとめたオンラインガイドが掲載されている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)