リオ州政府、カーニバルのサンバ団体に4,000万レアルを拠出

2026年 01月 30日

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写真は2025年のカーニバル、サンバ団体のひとつアカデミコス・ド・サウゲイロの行進(写真/Tomaz Silva/Agência Brasil)

リオデジャネイロ州政府は1月29日(木)、リオ市のカーニバルにおけるグルーポ・エスペシアウ(一部リーグ)に所属するエスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)に対し、総額4,000万レアルの資金を拠出することを承認した。これに関するスポンサー契約は、同日付の州官報にて正式に公表された。

2026年のリオのカーニバルは、観光業および地域経済に大きな波及効果をもたらすと見込まれており、主催者側は祭典期間中の経済効果が57億レアルを超えると予測している。

州政府は今回の措置について、「カーニバル関連産業全体を支援し、クリエイティブ産業を活性化させ、短期雇用を創出するとともに、リオ州の大衆文化を強化するもの」と強調している。また、資金の一部は、サンバパレードの舞台となるマルケス・ジ・サプカイ会場(サンボードロモ)の運営にも充てられ、インフラ整備などの基幹サービスに活用される予定だ。

サンバ団体への支援に加え、州政府は2025年末、「フォリアRJ2026」パッケージを発表。5本の公募要項から成るこの文化支援策には2,000万レアルが投じられ、「バッチ・ボーラス」(注:都市周縁部や下町で発展した、リオのカーニバルにおける伝統的な仮装集団。仮面と派手な衣装を纏い、手にしたゴム製のボール(古くは動物の膀胱を利用)を地面に叩きつけて大きな音を立てながら街を練り歩いたことに由来している)、「ストリート・カーニバルのブロッコ(カーニバル集団)」、「ナォン・デイシャ・オ・サンバ・モレール(注:1975年にヒットした「サンバを死なせないで」の曲名を冠した、サンバ文化を守り、広める人々を対象とした応募枠)」、「フォリア・ジ・ヘイス」(「東方の三博士の訪問」を祝うカトリック系の民俗行事)、「フォリアス・フルミネンセス」(リオ州版「フォリア・ジ・ヘイス」)といった伝統的な文化表現を対象に、500件以上の文化プロジェクトが支援を受ける見通しだ。

2026年のリオのカーニバルでは、グルーポ・エスペシアウ(一部リーグ)のサンバ団体によるパレードが前年と同様に3日間にわたって開催される。全12団体が2月15日(日)、16日(月)、17日(火)の3夜に分かれて登場し、毎晩4団体ずつがサプカイのサンボードロモで行進パフォーマンスを披露する。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)