アサイー、ブラジルの「国果」に指定される

2026年 02月 3日
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クイアはお酒のカクテルの器にも使われている。ベレン市内のレストラン「ヘマンソ・ド・ペイシ」にて(撮影/麻生雅人)

クイアの形状はひょうたんをくりぬいた器に似ていることもありCrescentia cujeteは広くカバセイラ(ひょうたんの木)と呼ばれるが、ヒョウタンの一種ではなくノウゼンカズラ科の樹木。先住民は食器としてだけでなく、水汲み、穀物の保存など幅広く生活の中でこれを利用していたといわれる。

パラー州では現在も人々の生活の中に息づいているクイアは、アサイーのペーストと並び、郷土料理タカカー(マンジョッカの搾り汁を発酵させた調味料トゥクピーに、干しエビ、香草のジャンブーなどを入れた汁料理)の器としても日常的に利用されている。

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クイアで提供される郷土料理タカカー(撮影/麻生雅人)

「バイショ・アマゾナス地方におけるクイア製作技法」(※バイショ・アマゾナス地方=アマゾン川下流域(パラー州西部)地方)は2015年に国立歴史芸術遺産院(Iphan)によって無形文化遺産(知識)に登録されている。

アサイーがブラジルの国果(国産果実)に指定された背景には、原産地がブラジルを含むアマゾン地域というだけでなく、先住民の時代から伝わる歴史を持った、ブラジル固有の文化であることも大きく影響している。

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