「オロクンの太鼓」、マリエリ・フランコ賞を授与される

2026年 02月 6日

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リオ州議会によりマリエリ・フランコ賞を授与された芸能集団「オロクンの太鼓」(画像提供/ Tambores de Olokun)

リオデジャネイロ州議会は2月5日(木)、芸能集団「タンボーリス・ジ・オロクン(オロクンの太鼓)」にマリエリ・フランコ賞(人権・社会正義・黒人文化・女性の権利 に関する功績を称える表彰)を授与することを承認した。同賞の授与は州議会議員ダニ・モンテイロ氏の提案によるもので、アフロ・ブラジル文化の伝統継承と民衆文化の推進における同集団の歩みが評価された。

2012年に結成された同グループは、約300人の打楽器奏者とダンサーで構成され、行進、ワークショップ、交流イベントなどを通じて、リオデジャネイロとマラカトゥ(ブラジル北東部に伝わる伝統芸能)のルーツ、そしてアフリカ系文化表現を結びつけてきた。

タンボーリス・ジ・オルクンは、カンドンブレー(アフリカ由来の思想・概念をルーツに持つ自然・精神信仰)の世界観と、「バッキ・ヴィラード」と呼ばれるマラカトゥのリズムに着想を得ている。

グループの存在は、学びの場、記憶の継承、そして帰属意識を育む空間として定着し、イエマンジャーとオロクン(共にカンドンブレーで信仰される神)に捧げられる毎年の行進などを通じて、音楽・舞踊・精神性を公共空間の中で伝承してきた。リオ市中心部にある、「黒人信徒のためのロザリオの聖母教会( Igreja de Nossa Senhora do Rosário dos Pretos)」で行われるパフォーマンスも地元の名物行事として定着している。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)