ヴィニシウス・ジュニオール、「ブラジルはW杯の本命ではない」
2026年 03月 26日

ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは、直近の結果を踏まえるとブラジルはワールドカップの優勝候補とは言えないとの見方を示した。一方で、W杯で成功するためには「セレソンの伝統と重み」が力になると強調した。
2026年大会に向けたサイクルで、ブラジルは複数の監督交代を経験し、南米予選でも不安定な戦いが続いた。最終順位は5位と、5度の世界王者としては異例の苦戦となった。
こうした状況を立て直すため、ブラジルサッカー連盟(CBF)はイタリア人指揮官カルロ・アンチェロッティを招聘。名将の手腕に、チーム再建の期待が寄せられている。
ヴィニシウスは米国で取材に応じ、次のように語った。
「これまでの結果を見れば、ブラジルが本命ではないのは確かです。でも、ブラジル代表の重み、ここにいる選手たちの質がある。あとは噛み合うだけでした。アンチェロッティが来てから、チームとしてのアイデアがより明確になりました」
「監督は僕たちから余計なプレッシャーを取り除いてくれる。ブラジルを再び頂点に戻すために全力を尽くすだけです。僕たちは“本命”と言われたいわけではない。ブラジルをトップに戻したいんです」と、レアル・マドリード所属のFWは続けた。
ブラジルは26日(木)にボストンで強豪フランスと対戦し、31日(火)にはオーランドでクロアチアと対戦する。
レアルのエースは、6〜7月に米国・メキシコ・カナダで開催されるW杯でブラジルの中心選手として期待されている。
「みんなが僕に主役の役割を求めているのは分かっています。どんな挑戦にも備えているし、すでにW杯を経験している。もう負けたくない。自宅でもトレーニングを続けているし、ケガもしたくない」と語った。
さらに、攻撃陣の層の厚みにも言及した。
「ラフィーニャもいるし、ジョアン・ペドロもいる。若い選手たちもどんどん出てきている。エンドリッキ、エステヴァンもそう。みんな準備ができている。ここ数シーズン、僕もラフィーニャもトップレベルでやってきた」と述べた。
今回の親善試合は、W杯本大会に向けた最終選考前の最後のテストとなる。招集前には、ネイマールの代表復帰が期待されていたが、アンチェロッティ監督はフィジカル面を理由に招集を見送った。
「ネイに対する期待が大きいのは当然です。僕はネイの大ファンなので、なおさらです。彼は100%の状態で代表に戻るために全力で努力している。最終的な判断は監督に委ねられますが、僕たち選手は常に最高の選手と一緒にプレーしたいと思っています」とヴィニシウスは語った。
一方、25日(水)に行われた記者会見で、カルロ・アンチェロッティ監督は、自身が理想とするチームモデルは「4人のアタッカー」を軸にしたものだと明言し、代表チームに求める明確な要素として、バランス、姿勢、そしてクオリティを挙げた。
「ここ数カ月、選手たちの特徴を踏まえ、どのような戦い方が最適なのかを考えてきました。私たちが計画したいモデルは、前線に4人を配置する形です」と、ブラジルサッカー連盟(CBF)が公開したコメントで語った。
フランス戦に向けては、DFマルキーニョスが股関節付近の痛みのため欠場することを明らかにし、次戦のクロアチア戦での復帰に期待を示した。アンチェロッティ監督はフランス戦の先発メンバーについて詳細を明かすことを避けたが、例外的に4人の守備陣のうち3人の名前を挙げた。ウェズレイ、レオ・ペレイラ、ドウグラス・サントスの3選手が起用される見通しだという。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)



