アメリカーナスの資産売却、裁判所はファン・ストアへの譲渡を維持
2026年 04月 17日

リオデジャネイロ州司法当局は、アメリカーナス・グループの事業部門で「イマジナリウン」や「プーケッチ」などのブランドを展開する「UPI Uni.Co」の売却先として、ファン・ストア・エンタテインメント(BandUP!)を選定した判断を維持した。
最近の決定で、第4企業裁判所のカロリーニ・ホッシ・ブランダォン・フォンセカ判事は、ソウヴェル・ソルーソンイス・クリチカス社およびブラデスコ、イタウ、サンタンデール、サフラ、BTGパクチュアウなどの銀行団による異議申し立てと再考請求を退けていた。
ソウヴェル社はファン・ストアを上回る1億5,500万レアルを提示していたが、提案書の提出方法に重大な不備があったことが失格の主因となった。判事によると、同社は封筒を完全に開いた状態で提出し、糊付け、シール、封印、ホチキス留めなどが一切なかったため、入札要項の規定に違反していたという。
銀行団は、ソウヴェル社の提案が財務的により有利で、7,000万レアルを即時支払う内容だったとして、同社案の採用を求めていた。しかし判事は、入札規則に反した提案を認めれば法的安定性を損なうと指摘し、要請を退けた。
さらに判事は、封筒の不備に加え、ソウヴェル社が手続き上の義務も果たしていなかった点を指摘した。
同社は、異議申し立てを行う際に法律で定められた期限内に保証金(現金による担保)を提出しなかったため、定められた手続きに従っていなかったと判断された。
ソルヴェル社はまた、リオ州司法裁判所第18民事法廷に対し、売却手続きを即時に停止する仮処分を求めたが、レイラ・サントス・ロペス判事により却下された。
同判事は決定の中で、「入札要項に明記された規則、例えば封印の不備や封筒が開いた状態での提出といった違反は、提示額の多寡にかかわらず、裁判官が提案を失格とする正当な理由となる」と改めて強調した。
<リオデジャネイロ第4企業法廷の判決>
小売大手アメリカーナス(Americanas S.A.)は、2023年1月に発覚した過年度分の会計不正により、200億レアル規模の損失が生じていたことを明らかにしており、2022年分を含む累積債務は約400億レアルに達していた。
3月25日(水)、リオデジャネイロ第4企業法廷は、アメリカーナス・グループの事業部門「UPI Uni.Co」の競売について、ファン・ストア・エンタテインメント(BandUP!)を落札者とする判断を下した。カロリーニ・ホッシ・ブランダォン・フォンセカ判事の決定により、競合企業ソルヴァー・ソルソンイス・クリチカスの提案は、封筒を開いた状態で提出したという形式上の不備を理由に無効とされた。
今回の入札は、イマジナリウンやプーケッチなどのブランドを展開する Uni.Co の株式100%を売却するもので、最低価格は1億5,200万レアルに設定されていた。ソウヴェル社は1億5,500万レアルの提案を提示し、うち7,000万レアルを即時支払う内容だったが、他の参加者から異議が出されていた。
ソウヴェル社は、自社の封筒が「閉じてはいたが封印されていなかっただけ」であり、手続きに実質的な支障はないと主張。さらに、即金部分が当初提示額の3.5倍であることを強調し、提案の有効性を訴えた。アメリカーナス自身も、債権者の利益を考慮し、当初は競争手続きの継続を支持する姿勢を示していた。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




