リオの歴史的邸宅「セリーナ・ギンリとリネウ・ジ・パウラ・マシャード邸」、文化財に

2026年 09月 15日

tnrgo_abr_020820180626_1

歴史文化財として正式に承認されたセリーナ・ギンリとリネウ・ジ・パウラ・マシャード邸とその庭園(写真:Tânia Rêgo/Agência Brasil)

【ブラジリア 2026年9月14日】 ブラジル文化省は、リオデジャネイロ市に所在するセリーナ・ギンリとリネウ・ジ・パウラ・マシャード邸とその庭園の文化財登録を正式に承認した。

文化省が14日(月)に公布した省令314/2026によると、この措置は今年6月、文化財諮問評議会の構成員によって全会一致で承認されていた。

文化財登録手続きは、国立歴史美術遺産院(Iphan)で1990年から審査が続いていた。今回の決定により、1937年の法令第25号(ブラジルの歴史・芸術遺産保護の主要法令)に基づく効力が正式に発生する。

承認により、建物と庭園はブラジル文化遺産として恒久的な保護を受けることとなり、その歴史的・建築的・景観的特徴の保存が保証される。

tnrgo_abr_020820180630_1
歴史文化財として正式に承認されたセリーナ・ギンリとリネウ・ジ・パウラ・マシャード邸とその庭園(写真:Tânia Rêgo/Agência Brasil)

<歴史>
1900年から1906年にかけて建設されたこの邸宅は、リオの伝統的名家の一員である セリーナ・ギンリと、ブラジル競馬クラブ(Jockey Club Brasileiro)の創設者リネウ・ジ・パウラ・マシャードの結婚祝いとして贈られたもの。

建物には大理石の階段や彫像、モザイク床が備えられ、広大な庭園は周辺地域に残る数少ない緑地のひとつとなっている。敷地面積は 1,100平方メートル以上、部屋数は30室に及ぶ。

この屋敷はすでに市と州によって文化財登録が行われていたが、今年6月に国立歴史美術遺産院(Iphan)による登録も受けた。決定により、これまで「リネウ・ジ・パウラ・マシャード」とされていた名称に、セリーナ・ギンリの名が加えられ、彼女の存在を顕彰する形となった。

この邸宅は、リオデジャネイロ州工業連盟(Firjan)が購入し、修復工事と敷地内への別棟の建設を行った。2018年以降、同施設は「カーザ・フィルジャン」として運営されている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)