モラエス判事、メンドンサ判事が“モラエス判事の名前を司法取引に含めるよう要求した”とする証言があると発言
2026年 09月 16日
【ブラジリア 2026年9月15日 16:24】 ブラジル連邦最高裁(STF)のフラヴィオ・ジノ判事とクリスチアーノ・ザニン判事は15日(火)、アレシャンドリ・モラエス判事とアンドレ・メンドンサ判事に関する案件を、最高裁本会議で同時に審理すべきだと主張した。
一方、審理冒頭でエジソン・ファキン長官は、両案件を別々の日程で扱うべきだとの自身の立場を改めて表明した。
最高裁は現在、アレシャンドリ・モラエス判事が元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロとの「疑惑の関係」を理由に調査対象となり得るかどうかを審理する臨時会合を継続するか、あるいはメンドンサ判事がモラエス判事に対する調査開始を求めた際に生じた「手続き上の不正疑惑」を併せて扱うかどうかを判断している。
審理の中でジノ判事は、ファキン長官が提示した「本日はモラエス判事の案件のみを扱う」という審理手順には明確性が欠けていると指摘した。
ジノ判事は次のように述べた。
「なぜ一方の案件は今日審理し、もう一方――アンドレ判事の案件――は来週扱うのか?」
同判事は、両案件は同一の手続きで扱われるべきであり、ファキン長官が設定した23日(水)の別日審理は妥当ではないと強調した。
審理は引き続き、他の判事による投票が進められている。
本会議は、ジウマール・メンデス判事が午前中に提出した「手続き上の問題提起」を審理している。この問題提起は、メンドンサ判事が行ったとされる手続き上の不正疑惑を同じ審理に含めるよう求めるものだ。
さらにジウマール判事は、今回の案件がファキン長官の報告官として扱われ続けるべきではなく、最高裁の通常の手続きに従い、他の判事に再配分されるべきだと主張した。
今回の案件は、9月1日にメンドンサ判事が連邦警察(PF)の報告書の機密を解除したことで本会議に付託された。捜査では、ヴォルカーロがモラエス判事に関連づけられた携帯電話番号に連絡を取ったとされる記録が確認されている。
捜査によると、ヴォルカーロは昨年11月17日に逮捕されるまでに、同番号と約50件のメッセージをやり取りしたとされる。
<モラエス判事は、メンドンサ判事がヴォルカーロの司法取引に自らの名前を入れようとしたと非難>
アレシャンドリ・モラエス判事とアンドレ・メンドンサ判事はこの日、審議が中断される前、モラエス判事に対する調査開始の可否をめぐる審理の最中に激しい応酬を繰り広げた。
モラエス判事は、メンドンサ判事が連邦警察(PF)の「コンプライアンス・ゼロ作戦」を担当する捜査官らに対し、元銀行家ダニエウ・ヴォルカーロ(旧マステル銀行のオーナー)が行う可能性のある司法取引に自らの名前を含めるよう要求したと非難した。ヴォルカーロは、公務員への汚職や巨額の金融詐欺の疑いで捜査を受けている。
モラエス判事は次のように述べた。
「連邦警察の捜査を恐れているのは誰なのか? そして、誰が連邦警察を呼び、ヴォルカーロの司法取引に同僚判事の名前を入れるよう要求したのか?」
さらに、メンドンサ判事が自身の名前を司法取引に含めるよう要求したとする、弁護士および警察官の証言があると述べた。
モラエス判事は、この行為は政治・選挙上の動機によるものだと指摘した。
「彼は、この国でクーデターを企てた政治グループに奉仕しているからだ」と述べ、メンドンサ判事がジャイール・ボウソナーロ元大統領によって任命された判事であることを指摘した。
昨年、ボウソナーロ氏と複数の側近は、最高裁第一小法廷によってクーデターを試みたとして有罪判決を受けている。
本会議の場で、メンドンサ判事はモラエス判事の非難を全面的に否定した。
「それは嘘だ!」、「嘘だ、嘘だ、嘘だ」と繰り返し、ヴォルカーロの司法取引にモラエス判事を含めるよう求めた事実はないと強調した。
また、証人が呼ばれた場合については「全員が嘘をつくだろう」と述べた。
議論の後、最高裁の最古参判事であるジウマール・メンデス判事も、メンドンサ判事が「コンプライアンス・ゼロ作戦」の報告書の機密を解除した行為には政治的動機があると非難した。
ジウマール判事は、審理を9月23日に延期するよう求める「手続き上の問題提起」を提出した。23日は、モラエス判事がメンドンサ判事の「権限濫用」の疑いについて調査開始を求めた申立ての審理が予定されている。
(記事提供/Agência Brasil ※14:26配信のニュースも含む、構成/麻生雅人)


