ペトロブラス、米国産GNLを22年契約 20年超の契約は1か月で2件目

2026年 09月 30日

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ペトロブラスは8月末に米センプラ・インフラストラクチャーと20年のGNL購入契約を締結し、9月29日には米シェニエール・マーケティングとの22年契約も発表した(写真:Arquivo/Agência Brasil)

【リオデジャネイロ 9月29日 12:51】 ブラジル国営石油会社(ペトロブラス)は、米国から液化天然ガス(GNL)を22年間にわたり購入する長期契約を締結したと、29日(火)に発表した。約1か月の間に同種の契約を結ぶのは今回が2件目となる。

GNLは、天然ガスを液化するまで冷却することで体積が600分の1になり、船舶で輸送できるようにしたものだ。このため、買い手と売り手を結ぶガスパイプラインが不要となる。

今回の契約の売り手は、米国の主要なGNL生産・輸出企業であるシェニエール・エナジーの子会社、シェニエール・マーケティングだ。契約では年間80万トンのGNL購入が定められている。

シェニエール・エナジーは、ルイジアナ州のサビン・パス、テキサス州のコーパス・クリスティにある液化ターミナルを含む、世界最大級の液化設備ポートフォリオを保有している。

8月末、ペトロブラスは別の長期GNL購入契約を締結していた。この契約はセンプラ・インフラストラクチャー(Sempra Infrastructure)との契約で、年間80万トンを20年間にわたり、テキサス州ポートアーサーのGNL液化ターミナルから供給する内容だった。

ペトロブラスによると、長期的な供給量の確保は、GNLスポット市場の価格変動リスクへの露出を減らす戦略を反映したものだという。スポット市場は短期の受け渡しを前提とした取引であり、さまざまな要因で価格が変動しやすい。

ペトロブラスはさらに、今回の契約が「天然ガスポートフォリオのリスク管理を強化し、契約履行に向けた柔軟性と安全性を高める」と説明した。

ブラジルでは、天然ガスは火力発電所、家庭、産業向けの燃料として利用されるほか、工業原料としても使われる。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)