ブラジルが歴史的惨敗を喫したミネイラォンでのドイツ戦をミック・ジャガーが観戦していた。呪いは本物か!?
2014年 07月 9日試合終了後、まさかとは思いながらも、この男の姿をスタジアムに探した人は少なくなかったかもしれない。
しかし呪われた男と呼ばれるミック・ジャガーは、案の定、ミネイラォンで観戦していた。現地メディア(「グローボ・エスポルチ」「ヴェージャ」「R7」7月8日づけ、電子版など)がこぞって報じている。
ブラジルがドイツに1-7という信じられない負け方をした7月8日、あの男はミネイラォンにいた。しかも、ブラジル人ルシアーナ・ジメニスとの間に生まれた息子ルカスくんを伴っての観戦だった。
ミックが「ペ・フリウ」(縁起の悪い男)の称号で広く知られるようになった2010年のワールドカップでも、敗退したオランダ戦を、ミックはルカスくんと一緒に観戦していたとされている。撮影された写真でもわかるとおりミックはイングランドの帽子をかぶっているが、ブラジル人であるルカスくんはカナリア・カラーのユニフォームで観戦。親子はブラジルを応援していたと考えられる。
ミックがいたのはVIP席で、コリンチャンスへの投資やセレソン・ブラジレイラの何人かを含むサッカー選手のマネージメントなどで知られるイラン人のキア・ジョオラビシアンMSI社長もそばにいたという。
7月4日のコロンビア戦では、ブラジルのサポーターが、コロンビアのユニフォームを着せたミック・ジャガーのパネルをスタジアムに持ち込み、呪いを逆手にとった応援をしていた。
今回もドイツのユニフォームを着せられたミックのパネルを持ち込むサポーターの姿が確認されているが、パネルのおまじないは本物の呪いには勝てなかったようだ。
(文/麻生雅人、写真/Getty Images)
7月8日、ベロオリゾンチのミネイラォン。中央辺り、ミック・ジャガーとルカスくん