AGC(旭硝子)の現地法人、AGCガラス・ブラジル社が現地商業生産を開始

2013年 10月 19日

ピニェイロス

10月18日(金)、AGC(旭硝子)はAGCガラス・ブラジル社(AGC Vidros do Brasil Ltda.)(ブラジルサンパウロ州グアラティンゲタ市)が建築用ガラスの商業生産を開始したと発表した。

同社は、約400億円を投じて2011年11月より上記工場建設を進めてきたが、建築用ガラスのほか、ミラー・自動車用ガラスについても量産体制が整った。今後、順次出荷を開始していく。

同工場は、生産設備に排ガス処理、省エネ、省水資源の先進技術を導入し、南米で最も環境負荷の低いガラス工場だという。AGCガラス・ブラジル社は、製造工程における環境負荷低減のほか、空調エネルギーの消費を低減する熱線反射ガラスや、銅や鉛を使用しないミラーなど、製品においても環境保全への貢献を目指している。

AGCガラス・ブラジルの概要

社長 Davide Cappellino
所在地 サンパウロ州 グアラティンゲタ市
出資比率 AGCグループ 100%
事業内容 建築用ガラス、自動車用ガラスの製造・販売
生産能力※ フロートガラス(22万トン/年)、自動車用ガラス(50万台分/年)
従業員数※ 約500名 ※2016年時点

(写真・文/麻生雅人)
写真はイメージ。2013年9月、再開発されたサンパウロ市ピニェイロス駅付近。ブラジル都市部ではさまざまな建築需要が高まっている