ブラジル、サンタカタリーナ州山間部で初雪
2017年 06月 10日“熱帯の国”としての側面が広く知られるブラジルだが、南部の山間部では冬季には雪が降る地域もある。
そんな地域のひとつ、サンタカタリーナ州のカタリネンシ山地で6月9日(土)、2017年の同州における初雪が記録された。現地メディア「G1」が伝えている。
初雪と確認したのは、グローボ放送網の地元局RBS局の気象の専門家レアンドロ・プシャウスキー氏。レアンドロ氏によると、この日カタリネンシ山地には雪を振りやすくする雲がかかっていたという。
最初に降雪が記録されたのは午後13時ごろ、カタリネンシ山地に位置する住人約2400人というウルペマ市。そして同市に続き、同じ山地内にあるサンジョアキン市でも降雪が確認されたという。
住人と観光客は路上に出て、降ってくる雪と写真をとったり、踊ったりして初雪を楽しんだという。
同州ジョンヴィーリ市からサンジョアキンを訪問していた旅行者のマルシオ・ピントさんも、雪を満喫したひとり。
「雪は自然が恵んでくれる美しいもの。壮観ですね。ブラジルでは滅多に雪は降りませんから、とてもレアな経験ができました。なんだかヨーロッパにいる気分です!」(マルシオ・ピントさん)
(文/麻生雅人、写真/Imagens Mycchel Hudsonn Legnaghi/São Joaquim Online)