ロナウジーニョ、映画を制作する

2013年 12月 5日

ロナウジーニョ

ロナウジーニョが「CONTRA O VENTO(向かい風を受けて)」と「R49, O Meteoro Atleticano(ロナウジーニョ~アトレチコ流星)」の二本の映画を発表したと12月4日付け「グローボ・エスポルチ」(電子版)が伝えた。

12月4日(水)、ベロオリゾンチのとあるシュラスコレストランでロナウジーニョとその代理人ロベルト・アシスが、彼自身とチームを題材にした映画を発表したとのこと。

「R49, O Meteoro Atleticano(ロナウジーニョ~アトレチコ流星)」はロウナウジーニョがベロオリゾンチに来た話を、そして、「CONTRA O VENTO(向かい風を受けて)」はアトレチコ・ミネイロがリベルタドーレス杯で優勝するまでの道程について取り上げている。この上映イベントには監督陣を始め、選手やその友人など多くが集まった。

ロナウジーニョは感謝の気持ちをその場に集まった人達に語った。

「みんな今日は集まってくれてありがとう。そして私をここに導いてくれたカリルにもお礼を言いたい。子供の頃からの夢であったリベルタドーレス杯を優勝できた。これもいつもサポートし続けてくれたチームメイト、監督陣、みんなのおかげだ。ありがとう。ちょっと早いクリスマスプレゼントを貰ったみたいだ。次は僕の番だね。そしたら世界ナンバー1クラブの称号をお返しするよ」

アトレチコ・ミネイロの会長アレシャンドレ・カリル氏は、去年の半ばにロナウジーニョから届いて今の今まで大事に残していたメールを公開した。

「いつかあなたは私をチームに入れた事を誇りに感じる日が来る。私はクラブの新しい歴史を作ってみせる。私を信頼してくれてありがとう。私はその為にここにいる」

今回の映画監督を務めたロベルト・リズボアは、どのように今回の映画製作が行われたか語った。同時に、アトレチコ・ミネイロのサポーターに感謝を伝えた。

「完璧な映画に仕上がった。ロナウヂーニョの提案を受け、一年半かけて写真や映像をかき集めた。向かい風にも会い、厳しい時期もあったがアトレチコが優勝すると確信をしていた。そして優勝し、映画制作を開始した。これもロナウジーニョを始め、彼の代理人、サポーターのおかげである。色々な場面で助けてもらった。感謝している」(ロベルト・リズボア)

(文/勝田道徳、写真/LatinContent/Getty Images)
写真は2013年5月3日、ブリヂストン リベルタドーレス杯、アトレチコ・ミネイロ対サンパウロ戦