【RIZIN.19】ホベルト・サトシ・ソウザ選手、試合後インタビュー。「RIZINのベルトが日本に欲しかった」
2019年 10月 15日
2019年10月12日(土)、エディオンアリーナ大阪にて格闘技イベント「RIZIN.19」が開催された。
本大会では「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 1st Round」が4試合開催され、ホベルト・サトシ・ソウザ選手(第9試合)も参戦した。
対戦カードが決定したとき、ホベルト・サトシ選手は「絶対にRIZINのベルトを日本に持ってくる」とコメントして、その言葉は多くの日本人ファンの心をつかんだ。
ホベルト・サトシ選手の対戦相手は元UFCファイターのジョニー・ケース選手で、ともに優勝候補の一角と言われていた者同士の対戦となった。
試合序盤、サトシ選手はケース選手を下から引き込んでサブミッションを仕掛けようとしたが、ケース選手ははこれを防ぎスタンドの攻防へ戻った。
サトシ選手は以前にも見せた低めのタックルでテイクダウンを試みたが、ケース選手はタックルにパンチを合わせた。このパンチがサトシ選手の目に当たってしまい、サトシ選手は目をおさえながらマットをタップし、TKO(レフリーストップ)で敗れてしまった。
試合後、サトシ選手のインタビューが行われた。
ホベルト・サトシ選手はとても悲しそうな表情でインタビューを受け、「RIZINのベルトが日本に欲しかった。RIZINを代表することができなくて悲しいと思っています」と話した。
インタビューは以下のとおり。
――試合後の率直な感想をお聞かせください。
「本当に悲しいです。最初に相手に2回キックをけられ、そのあと投げができたなとか、オモプラットができたなとか、、、そのあとスタンドで1回、相手のパンチがわたしの目に当たってしまい、見えなくなりました。そして試合が続けられなくなり、それが一番悲しいです。最初の一分くらいは全然大丈夫でした」
――対戦を終えて、相手の印象はいかがでしょうか。
「本当にわからないです。力が強いのかな、パンチが強いかな、と思いました」
――試合を終えたばかりですが今後の展望を教えてください。
「今はちょっと休みたいです。手が痛いです。私の腕は今100%ではありません。(笑顔で)そのあとベルトを取った人と試合がしたいです」
――お兄さんのマルコス・ヨシオ・ソウザ選手に、おじいさまが亡くなられたばかりだと聞きしました。ご永眠をお祈りいたします。しばらくお休みされるとのことですが、年末に向けてどのように調整していくかプランはありますか?
「人生には良いことも悪いこともあります。今年はMMAの練習ばかりしましたし、対戦相手はみんな強い選手ばかりでした。今はMMAも柔術もやりたくないです。子どもたちと遊びたいです。いつも試合前は試合のことだけを考えていますし、減量がたいへんなので子どもと遊べていません。家族とリラックスする時間が欲しいです」
(文/Viviane Yoshimi)