消費者保護院がサンパウロで文房具の価格差を調査
2014年 01月 22日1月20日(月)、消費者保護院(Procon)が、サンパウロ州内における学校で使うための文房具の販売価格差の調査を発表した。調査発表によると同州内で、同じ文房具でも550%も価格差があるものがあったという。
調査は州内の73カ所の施設で、1月6日(月)~8日(水)にかけて行われたという。価格差の大きなものでは、ある場所では1ヘアウ(レアル)約44円だったボールペンが、別の場所では6.50ヘアイス(レアル)約287円だったという。
サンパウロ市内では10カ所の施設で182種類の品物が調査された。市の東部では225種類の品物が平均価格以下で売られていた。市の西部では、一番高いものでも30種類のものが平均価格以下だった。
最も価格差が大きかったのは消しゴムで、0.90ヘアイス(レアル)約40円から2.50ヘアイス(レアル)約111円まで 約177,78%の価格の開きがあった。15色のクレヨンは3.75ヘアイス(レアル)約166円から1.50ヘアイス(レアル)約66円までがあり、約150%の価格差があった。96Pの固い表紙のノートでは7.90ヘアイス(レアル)約349円から3.90ヘアイス(レアル)約172円までで、102%の差があったという。
消費者保護院(Procon)は、学校が、文房具を施設内にある店など、特定の店で買うように勧めることは好ましくないとしている。
※為替は1ヘアウ(レアル)=44.226533円で換算
(文/麻生雅人、写真/Divulgação)
ブラジルで良く知られているコメディアン、シャヴィスのノート。固い表紙で96Pのノートでは、TVの人気者から海外の映画までキャラクターが起用されているものが人気だ