ブラジルの億万長者は暗闇の中でもランニングマシーンで後ろ向きにも走れる
2014年 03月 23日ブラジルの富豪のひとりAbilio Diniz アビリオ・ヂニス氏が成功の秘訣を綴った本「Caminhos e Escolhas – o equilíbrio para uma vida mais feliz(道と選択~成功するための選択肢)」がアメリカ合衆国でも話題になっている。
「Bloomberg Pursuits」が2014年春号でアビリオ氏の話題を取り上げることを3月19日付け「ブルームバーグ・ビジネス・ウィーク」が伝えている。
アビリオ・ヂニス氏は、大手スーパーマーケット「パォン・ヂ・アスーカル」創業者の息子で、同店のスーパーマーケットチェーンを構築して成功。2013年からは食肉加工最大手企業「ブラジルフーズ」の取締役会会長を務めている。
ビジネスに関する話題もさることながら、健康に対するこだわりにも敬服させられる。
アビリオ・ヂニス氏は77歳にも関わらず、腕立て伏せは毎日80回、ボクシングやスカッシュもたしなむ。ランニングマシーンでは、暗闇の中でも後ろ向きに走ることができるという。
腕はまさしく砲筒で、お腹も美しく割れている。信じられないくらい筋肉盛り盛りだ。
二番目の妻Geyzeジェイジさん(41)は、彼の最初の結婚で生まれた4人のすべての子供たちよりも若い。
そして何より、アビリオ氏は今も現役でよく働く。
アビリオ氏は、自身がこれまで行って来たアプローチ、すなわち「自分自身に対する飽くなき挑戦」を忘れず続けることを読者に訴える。
実際、ブラジル人では年配でも仕事を頑張っている人は、身体を鍛えることを決して忘れないようだ。男も女も、いくつになっても肉体へのこだわりを持ち続けている。そんなことも、この国をエネルギッシュにしている理由のひとつかもしれない。
(文/加藤元庸)
写真は「Caminhos e Escolhas – o equilíbrio para uma vida mais feliz(道と選択~成功するための選択肢)」CAMPUS・刊