カリカリ・ポンデケージョのレシピも。ブラジルの各メディア、「ポンデケージョ」の日(8月17日)を祝う

2025年 08月 18日

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「ポンデケージョ・クロカンチ(カリカリ・ポンデケージョ)」(写真/Divulgação)

ポウヴィーリョと呼ばれる、マンジョッカ(キャッサバ)から得られる澱粉と、チーズ、牛乳、水、塩、卵、油から作られるポンデケージョ。小麦粉の入手が困難だった18世紀に、酪農が盛んだったミナスジェライス州でポウヴィーリョを使って作られたのが起源といわれるポンデケージョは、今ではブラジル国中で親しまれている、国民的な食べものだ。

2007年8月17日に、アナ・マリア・ブラガが司会を務めるグローボ放送網の人気番組「マイス・ヴォセ」が全国ポンデケージョ・レシピ・コンテストを開催したことが契機となり、以来8月17日は「ポンデケージョの日」として親しまれている。今年も8月17日に、さまざまなメディアが「ポンデケージョの日」を祝した。

「グローボ・フラウ」は、変わり種のポンデケージョ、「ポンデケージョ・クロカンチ(カリカリ・ポンデケージョ)」を紹介している。このレシピでの“カリカリ”の秘密は、メインの材料が、きめの細かいタピオカ粉の「ポウヴィーリョ」ではなく、つぶ状のタピオカ粉「タピオカ・グラヌラーダ」を使う点にある。

レシピを紹介するブル・カウデロン・シェフは「ポウヴィーリョは弾力のある食感ですが、タピオカ粒はカリカリ感を引き出してくれます。結果として、外は驚くほどカリッと、中はふんわり柔らかいポンデケージョができあがります」と説明している。

ポンデケージョ・クロカンチ(カリカリ・ポンデケージョ)のレシピは以下。

<材料>

  • タピオカ・グラヌラーダ(粒タピオカ粒) 1カップ
  • 牛乳                  1カップ
  • 卵                   1個
  • おろしたチーズ             1カップ

<準備>

  1. ボウルにタピオカ・グラヌラーダを入れ、牛乳を加える。
  2. 5分ほど置いて、タピオカをふやかす。
  3. 卵を加えて混ぜる。
  4. 最後にチーズを加え、さらによく混ぜる。
  5. 生地が丸められる状態かどうか確認する。
  • 乾きすぎている場合は、少量の牛乳を追加。
  • 湿りすぎている場合は、少量のタピオカ粒を追加。
  1. 生地を丸めてポンデケージョの形に整える。
  2. 天板に並べ、180℃のエアフライヤーで焼く。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)