リオのカーニバルに先駆け。本番さながらの公開リハーサル行進の日程発表に

2025年 12月 9日

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写真は2025年3月4日にマルケス・ジ・サプカイ・サンバ行進会場(通称サンボードロモ)で行われたアカデミコス・ド・サウゲイロの行進(写真/Rafael Catarcione/Prefeitura do Rio)

リオデジャネイロ・エスコーラ・ジ・サンバ独立連盟(Liesa)は、2026年リオのカーニバルに向けた公式公開リハーサルの日程をマルケス・ジ・サプカイで発表した。

グルーポ・エスペシアウ(1部リーグ)に所属する各エスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)は、通称サンボードロモ(カーニバルの行進が行われる専用会場。正式名称「マルケス・ジ・サプカイ・サンバ行進会場」)において、2度のリハーサルを実施する。照明、音響、そしてパレード進行の運営まで、本番さながらの環境が整えられ、公式パレードと同一の構成で行われる。

今年の大きな新機軸として、子どもチームのパレードが、初めて公開リハーサルのプログラムの幕開けに行われることになった。3日に渡って実施されるこの試みは、新たなサンビスタの育成と、リオのカーニバルのあたらしい顔としての彼らの役割を改めて強調するものとなる。

公開リハーサルは2026年1月30日に開始され、2月8日まで続く。期間中の毎週金曜・土曜・日曜に実施され、グルーポ・エスペシアウ所属のサンバ団体が参加する。一般公開されるこれらのリハーサルでは、観客は2026年カーニバル本番の雰囲気を一足早く体感することができる。

またリオデジャネイロ・エスコーラ・ジ・サンバ独立連盟(Liesa)は、グルーポ・エスペシアウのカーニバル本番パレードの形式についても発表した。

2025年から、マルケス・ジ・サプカイでの本番は3日間に分けて行われており、1日に登場する団体数は、従来の6校から4校へと減少した。

新しい形式では、各団体のパレード時間は最低70分、最大80分と規定されている。これにより、各団体は行進のテーマ(エンヘード)をより長く、詳細に表現することが可能となった。

グルーポ・エスペシアウ(1部リーグ)のパレードは以下の日程で実施される。

2月15日(日):アカデミコス・ジ・ニテロイ、インペラトリス・レオポウジネンシ、ポルテーラ、マンゲイラ
2月16日(月):モシダージ・インデペンデンチ・ジ・パードレ・ミゲウ、ベイジャ・フロール、ヴィラドウロ、ウニードス・ダ・チジュッカ
2月17日(火):パライーゾ・ド・トゥイウチ、ヴィラ・イザベウ、グランジ・リオ、サウゲイロ

この新しい枠組みにより、マルケス・ジ・サプカイ・サンバ行進会場では、より充実した演出と物語性を伴うパレードが展開されることになる。

公開リハーサルのプログラムは下記。

1月30日(金)
21時:
アカデミコス・ジ・ニテロイ
モシダージ・インデペンデンチ・ジ・パードレ・ミゲウ
エスタサォン・プライメイラ・ジ・マンゲイラ
ウニードス・ダ・チジュッカ

1月31日(土)
18時:
子どもサンバ団体(3団体) ―リハーサル開幕
20時:
ウニードス・ジ・ヴィラ・イザベウ
アカデミコス・ド・サウゲイロ
パライーゾ・ド・トゥイウチ
ポルテーラ

2月1日(日)
17時30分:
子どもサンバ団体(3団体)
19時:
ウニードス・ド・ヴィラドウロ
インペラトリス・レオポウジネンシ
アカデミコス・ド・グランジ・リオ
ベイジャ・フロール・ジ・ニローポリス

2月6日(金)
21時:
アカデミコス・ジ・ニテロイ
モシダージ・インデペンデンチ・ジ・パードレ・ミゲウ
エスタサォン・プライメイラ・ジ・マンゲイラ
ウニードス・ダ・チジュッカ

2月7日(土)
18時:
行進会場お清め儀式
続いて:
ウニードス・ジ・ヴィラ・イザベウ
アカデミコス・ド・サウゲイロ
パライーゾ・ド・トゥイウチ
ポルテーラ

2月8日(日)
18時:
子どもサンバ団体(2団体)
19時:
ウニードス・ド・ヴィラドウロ
インペラトリス・レオポウジネンシ
アカデミコス・ド・グランジ・リオ
ベイジャ・フロール・ジ・ニローポリス

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)