2026年国際Aマッチデー、ブラジル代表の年間スケジュール

2025年 12月 24日

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2026年、セレソン・ブラジレイラの国際大会はモロッコで開催されるアフリカ・ネーションズ杯で幕を開ける。写真は2025年11月14日、ロンドン。セネガル代表との国際親善試合を控えトレーニングを行ったセレソン(写真/Rafael Ribeiro/CBF)

2026年、FIFAワールドカップ大会は6月11日から7月19日にかけてアメリカ合衆国、メキシコ、カナダの3カ国で開催されるが、その前に設定されている2回の国際Aマッチデーでは、各代表にとって重要な試合が控えている。ブラジル代表の予定について現地紙「グローボ・エスポルチ」が報じている。

依然として6つの出場枠が未確定のままであり、2026年は大会開幕までに数多くの波乱が予想される一年となりそうだと同紙は指摘する。

2026年の国際Aマッチデーのスケジュールは以下。

  • 2025年12月21日〜2026年1月18日
    アフリカ・ネーションズ杯
  • 3月23日〜31日
    欧州プレーオフ/大陸間プレーオフ、および国際親善試合(各代表 最大2試合)
  • 6月1日〜9日
    国際親善試合(各代表 最大2試合)
  • 6月11日〜7月19日
    2026年FIFAワールドカップ
  • 9月21日〜10月6日
    国際親善試合(各代表 最大4試合)
  • 11月9日〜17日
    国際親善試合(各代表 最大2試合)

2026年、ブラジル代表チームによる国際大会の幕開けとなるのは、モロッコで開催されるアフリカ・ネーションズ杯。同国はワールドカップのグループステージでブラジルが対戦する相手の一つでもある。アフリカ・ネーションズ杯は2025年中に開幕し、アフリカ大陸の強豪国が集結する。

3月の国際Aマッチデーでは、ブラジル代表はアメリカ国内でフランス代表とクロアチア代表との国際親善試合に臨む。カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームは、3月26日にボストンでフランスと対戦し、31日にはオーランドでクロアチアと対戦する予定だ。オーランドはこの期間中、ブラジル代表の拠点となる都市でもある。

多くの代表チームにとって、この3月シリーズはワールドカップ本大会へ向けた最終調整の場となる。この3月の国際Aマッチデーの期間中に、ワールドカップ出場枠の残る6枠が決まる。

欧州プレーオフでは16カ国が争い、欧州に割り当てられた最後の4つの出場枠を懸けて戦う。スウェーデン、トルコ、デンマーク、そして4度の優勝を誇るイタリアなどが、3月26日から31日にかけて運命の一戦に臨む。

同期間には大陸間プレーオフも行われる。メキシコ国内のグアダラハラとモンテレイの両スタジアムで開催され、いずれもワールドカップ本大会の会場となる予定だ。ここで各大陸の6カ国が最後の出場権を争う。

ワールドカップ直前には、6月1日から9日にかけて最後の国際Aマッチデーが設定されており、各代表は最終調整の場として活用することになる。

同大会後は新たなフェーズに入り、9月下旬の国際Aマッチデーの構造が大きく変更される。期間は16日間に拡大され、最大4試合を組めるウインドーとなる。各代表は9月21日から10月6日にかけて、より多くのテストを行うことが可能になる。

さらに、11月9日から17日には、代表チームがトレーニングや国際親善試合を行うための期間が設けられている。

(文/麻生雅人)