リオのカーニバルで新興団体が、誇るべき黒人の文化にフォーカス
2026年 02月 15日

2月14日(土)にパレードが行われるリオデジャネイロのカーニバル「セリエ・オウロ(2部リーグ)」では、インペリオ・セハーノやエスタシオ・ジ・サーといった伝統校に加え、若いエスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)もタイトル争いに名乗りを上げている。優勝校には、2027年のグルーポ・エスペシアウ(1部リーグ)への昇格枠が与えられる。
“若手団体”の一つが、2015年創設のウニオン・ジ・マリカーだ。同団体は2026年、セリエ・オウロで3度目のパレードに臨むが、今年は強力な演出家を迎えた。レアンドロ・ヴィエイラ氏である。彼は2022年にセリエ・オウロでインペリオ・セハーノを優勝に導き、グルーポ・エスペシアウでも2016年と2019年にマンゲイラ、2020年にインペラトリス・レオポウジネンシでタイトルを獲得している。
ウニオン・ジ・マリカーの今年のエンへード(行進のテーマ)は「“ベレンゲンデン”と“バランガンダン”」。レアンドロ・ヴィエイラ氏が長く温めてきた構想で、本人によれば「歴史が語らない歴史に光を当てる」という、2019年のマンゲイラのエンへードへの言及を含むものだ。
バランガンダン(ベレンゲンデンも同義)とは、ブラジルで生み出された黒人女性の装身具であるとレアンドロ氏は説明する。しかし今回のエンへードは、単なる装飾品やアクセサリーとしての側面を超えた視点を提示する。
同氏によると、バランガンダンの背後には、黒人女性たちが日々の労働と闘いを通じて手に入れた(金や銀で作られた)これらの装飾品は、それを一種の“貯蓄”として蓄えていったという、アイデンティティ、反骨心、そして越境性の物語が存在する。
(注:歴史的に、バランガンダンは黒人女性たちによって邪視や負の力から身を守る護符、信仰の対象、そして社会的地位の象徴として身につけられてきた)。
「それは、彼女たち自身が築いた自由への道を可能にしたものであり、ブラジルにおける黒人の自由についてよく言われるような“与えられた自由”とは異なるものです」と同氏は強調した。
カーニバル演出家によると、この題材は、歴史を肯定的に捉えるからこそ、「闘争と越境の歴史を見つめ、その理念を広く共有し、コミュニティの誇りとなり得る考え方を普及させようとする、啓発的な意味合いを帯びている」という。
レアンドロ氏は、ウニオン・ジ・マリカーが自らの地域性の重要性、そしてその理念の構築における地域社会の参加の意義を、年々深く理解する団体になっていると指摘する。
「すべてのエスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)、すべてのカーニバルに関するプロジェクトには、何よりまず“ひとつの理念”があります。そして、その理念が多くの人々に受け入れられ、地域を守ろうとする意思とともに抱えられたとき、その理念はさらに大きくなっていくのです」(レアンドロ・ヴィエイラ氏)
「そしてマリカーは、カーニバルの理念を育んでいくという姿勢を示すだけでなく、何よりも、地域社会が主体的に関わり、団体を支え、この歴史の一部となり、この理念の一部となり、それを成功させようとする姿勢を強く示している」(レアンドロ・ヴィエイラ氏)
2月13日(金)に登場するサンバ団体
- ウニードス・ド・ジャカレジーニョ
- イノセンチス・ジ・ベウフォルジ・ホッソ
- ウニードス・ド・パルキ・アカリ
- ウニードス・ジ・バングー
- ウニードス・ジ・パードリ・ミゲウ
- ウニアォン・ダ・イーリャ・ド・ゴヴェルナドール
- アカデミコス・ジ・ヴィガーリオ・ジェラウ
2月14日(土)に登場するサンバ団体
- ボタフォーゴ・サンバ・クルービ
- エン・シーマ・ダ・オーラ
- アハンコ・ド・エンジェーニョ・ジ・デントロ
- インペリオ・セハーノ
- エスタシオ・ジ・サー
- ウニアォン・ジ・マリカー
- ポルト・ダ・ペドラ
- ウニードス・ダ・ポンチ
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




