リオの海岸に子連れイルカの群れが出現

2026年 03月 23日

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3月22日、リオデジャネイロ市アルポアドール海岸に出現したイルカの群れ(写真/ Frame Gabriel Klabin)

リオデジャネイロ市南部イパネマ地区のアルポアドール海岸で3月22日(日)、多くの子どもを含むイルカの群れが姿を見せ、海水浴客を驚かせた。

アジェンシア・ブラジルの取材に対し、イルカの保護団体「ゴウフィーニョ・ホタドール・プロジェクト」のコーディネーターで海洋学者のジョゼー・マルチンス氏は、現れた群れはバンドウイルカ(英名ボトルノーズドルフィン、テレビシリーズ『わんぱくフリッパー』の主人公として知られる種)である可能性が高いと述べた。学名は Tursiops truncatus で、世界中の沿岸域から外洋まで広く分布し、極海を除くほぼすべての海に生息する最も知られたイルカの一種だ。

この日は「世界水の日」にあたり、マルチンス氏はイルカの出現を環境面で非常に良い兆候だと評価した。

「これらのイルカは生態系の状態を示す“生物指標”です。リオの海岸に姿を見せているということは、環境条件が良好である証拠です。今日のように海が穏やかな日は、雌のイルカがカガラス諸島とアルポアドールの間にある保護された海域に入り、餌を探したり、仲間と交流したり、子どもを世話したりすることがよくあります」と説明した。

マルチンス氏は、近くの海域に漁船が出ていたことにも触れ、魚が豊富にいることを示していると指摘した。「イルカも漁師も、狙っているのは同じものです」と語った。

リオ沿岸はイルカの繁殖地として利用されることがあるが、今回の群れについて、マルチンス氏は繁殖期である可能性を否定した。バンドウイルカは特定の繁殖ピークを持たないためだという。

「通常、彼らは一年を通して繁殖します。今日見られた群れが子どもを連れていたということは、繁殖のピーク期にあるというわけではありません」と述べた。

リオの海岸に現れたイルカの様子を捉えた写真や動画は、22日(日)に撮影されるとすぐにSNS上で広まり、多くの注目を集めた。なかでも特に共有が多かったのは、インダストリアルデザイナーのガブリエウ・クラビン氏が撮影した映像だ。

クラビン氏は約20年にわたり、ドローンや空撮技術に携わってきた。また、ドローンを用いて風景や海、野生生物を観察・記録する独自のプロジェクトにも取り組んでいる。

「人々を自然に近づけ、その土地へのより繊細な感覚を呼び起こすような映像をつくることが目的です」とクラビン氏は語る。

「この仕事の計画には、技術と直感の両方が必要です。重要な調査もありますが、現場に身を置き、観察し、物事の流れを尊重することが大きな要素を占めています」と説明した。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)