COP15、オオカワウソの保護強化を承認

2026年 03月 29日

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ブラジルでは、先住民の言葉で“水のジャガー”を意味する「アリリャーニャ」の名で親しまれているオオカワウソ(写真:feathercollector)

3月29日(日)まで続く「移動性野生動物の保全に関する条約(CMS)第15回締約国会議(COP15)」は、国際的な新たな合意形成に向けた交渉の最終段階に入り、絶滅のおそれのある種を掲載する附属書Iと、国際的な保全協力を必要とする種を掲載する附属書IIへの複数の移動性野生動物の追加について、各国間で合意がまとまりつつある。

今回、CMSの保護対象に新たに加わる種の一つがオオカワウソ(注:ブラジルでは、先住民の言葉で“水のジャガー”を意味する「アリリャーニャ」の名で親しまれている) だ。世界最大のカワウソで、半水生哺乳類として湿地帯に生息する。

オオカワウソは南米のみに分布し、ブラジルでは主にパンタナウとアマゾン地域に生息している。かつては毛皮目的の乱獲により、アルゼンチンなど一部の国では絶滅に追い込まれた。

COP15での今回の決定によりオオカワウソはCMSの絶滅危惧種リスト(附属書I)に掲載されることになる。

環境・気候変動省のマリーナ・シウヴァ大臣は、この決定についてSNSで次のように述べた。

「この成果をとても嬉しく思います。この警鐘は国際的な保護を強化し、私たちが協力し、今すぐ行動してオオカワウソという、私たちの河川の健全性にとって極めて重要な存在を守らなければならないことを示しています」

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)