ブラジル、W杯最終招集前のラストマッチでクロアチアに勝利
2026年 04月 1日

2026年FIFAワールドカップ最終招集を前にした最後の試合で、ブラジル代表は3月31日(火)に米国オーランドのキャンピング・ワールド・スタジアムで行われた親善試合でクロアチアを3―1で下した。
フランス戦で1―2と敗れ、内容も悪かった前戦から一転、カルロ・アンチェロッティ監督が率いるチームは東欧の強豪を相手にわずかながら改善を示した。特に、先発に復帰したボタフォーゴ所属のボランチ、ダニーロ・サントス(中盤で重要な役割を果たした)と、左サイドに張って常に相手守備を脅かしたFWルイス・エンヒッキの存在が大きかった。
一方で、再び期待を裏切ったのがFWヴィニシウス・ジュニオール。レアル・マドリード(スペイン)では輝きを放つ左ウイングの位置でありながら、この日はほとんどチャンスを作れなかった。また、センターフォワードのジョアン・ペドロも、出場時間中にほとんどボールに触れられず、存在感を示せなかった。
クロアチアは高い組織力と豊富な経験を備え、さらに中盤にはルカ・モドリッチという名手を擁していたこともあり、ブラジルは前半、GKリヴァコヴィッチの守るゴールに危険をもたらす攻撃はほとんどなかった。
均衡が破れたのは前半46分。マテウス・クーニャがロングパスでカウンターを仕掛け、ヴィニシウス・ジュニオールへ展開。背番号10はドリブルで3人をかわして中央へ折り返し、走り込んだダニーロ・サントスがフリーで押し込んだ。
後半に入ると、ブラジル、クロアチアともに多くの選手交代を行い、追加点はベンチから入った選手たちの足元から生まれた。
まず38分、クロアチアが同点に追いつく。右サイドで受けたMFフルクがロングボールを前線へ送り、マイェルがダニーロ・ルイスとマルキーニョスに囲まれながらもワンタッチで合わせ、GKベントを破った。
しかし、クロアチアの喜びは長く続かなかった。40分、エンドリッキがペナルティエリア内で倒され、主審はPKを宣告。イゴール・チアゴが落ち着いて蹴り込み、リヴァコヴィッチの逆を突いた。
リードを奪った後もブラジルは攻撃の手を緩めず、さらに得点を狙い続けた。その姿勢が実ったのは後半46分。カウンターからイゴール・チアゴがエンドリッキに預け、エンドリッキが絶妙なスルーパスを通すと、ガブリエウ・マルチネッリが流し込んで試合を決定づけた。
最終招集へ
ブラジル代表の次なる焦点は、5月18日に行われるワールドカップ最終招集発表となる。この場でカルロ・アンチェロッティ監督は、メキシコ、カナダ、米国で開催されるW杯に臨む最終26人のメンバーを公表する。
今後の予定
招集発表後、代表チームは5月25日にグランジャ・コマリーに集合する。その後、ブラジルは国内のサポーターに向けた壮行試合として、5月31日にリオデジャネイロのマラカナンでパナマと対戦する。さらに、W杯初戦の1週間前となる6月6日には、最後の強化試合としてエジプトと対戦する。試合会場は米国クリーブランドのハンティントン・バンク・フィールドとなる。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




