ブラインドサッカーの“もう一つのセレソン”、米国で映画上映へ
2026年 06月 10日
男子サッカーブラジル代表は、今週土曜日(6月13日)午後7時(ブラジリア時間/現地時間午後6時/日本時間6月14日(日)午前7:00)に、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われるワールドカップ初戦でモロッコと対戦する。その数時間前、約15キロ離れた場所でも、もう一つの“緑と黄”の世界王者が注目を集める。
午後4時(現地午後3時)、ニューアーク美術館で、ブラインドサッカー・ブラジル代表のパリ・パラリンピック(2024年)に向けた準備を追ったドキュメンタリー映画『O Jogo Mais Difícil(最も挑戦的な試合)』が上映される。
上映は一般公開で、入場は無料。映画の後には、同美術館でブラジル代表のW杯初戦(米国・メキシコ・カナダ共催)がライブ中継される。
作品では、ジョアン・ペッソア(パライーバ州)での合宿から、フランスやイングランドでの国際大会まで、パリ大会に向けた代表チームの歩みを紹介。競技特有の要素──空間認知の重要性、絶え間ないコミュニケーション、反応速度、技術的精度──にも焦点を当てている。映画は昨年11月、ブラジルパラリンピック委員会(CPB)とBushatsky Filmesの共同制作で公開された。
ブラインドサッカーは、1チーム5人制で、ボールには鈴が入っており、選手は音を頼りにプレーする。フィールドプレーヤーは全員、弱視の選手が有利にならないよう黒いアイマスクを着用し、ゴールキーパーのみ視覚がある選手が務める。
ブラジルはこの競技で世界最強の地位を築いてきた。パラリンピックでは、競技が実施された6大会のうち5大会で金メダルを獲得。唯一頂点を逃したのがパリ大会で、準決勝でアルゼンチンに敗れ、銅メダルに終わった。優勝したのは開催国フランスだった。
ブラジルは世界選手権でも5度の優勝を誇る。来年10月には、サンパウロのパラリンピック・トレーニングセンターで、6度目の世界一を目指す戦いが行われる。
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




