ベネズエラ地震、行方不明者は4万人超の可能性
2026年 06月 26日
6月24日(水)夕方にベネズエラを襲った2度の地震による死者が188人に増えたと、ホルヘ・ロドリゲス国会議長(デルシー・ロドリゲス大統領代行の兄)が発表した。議長によると、入院患者は1,500人を超えている。
ただし、これらの数字は実態を大きく下回っている可能性が高い。市民社会が立ち上げた、被災者に関する非公式情報を集約するサイト「Desaparecidos Terremoto Venezuela」によると、行方不明者は4万人以上に上るという。
同プラットフォームでは、住民が行方不明者の年齢、性別、婚姻状況、居住都市などの情報を入力できる仕組みになっている。
一方、ベネズエラ政府は現時点でこの種の情報提供ツールを公開しておらず、行方不明者数の公式推計も示していない。
米国地質調査所(USGS)が行った分析では、死者数は1万人から10万人の範囲に達する可能性があるとされている。この推計は、被災地域の人口密度や建物の脆弱性などを基に算出されたものだ。
マグニチュード7.5と7.2の2度の地震は、首都カラカスから160キロに位置するモロン沿岸部に大きな破壊をもたらした。同地域はラ・グアイラ州に属し、今回の地震で最も深刻な被害を受けた地域とされる。建物や住宅、その他の構造物が相次いで倒壊した。
地元メディアによると、8つの病院が被害を受け、患者は他の医療機関へ移送されたという。
ブラジル地質調査局(SGB)の情報によれば、ベネズエラの地震はブラジル北部の複数の都市でも感じられた。
揺れが観測されたのは、ベレン(パラー州)、マナウス(アマゾナス州)、ボア・ヴィスタ(ホライマ州)、マカパー(アマパー州) およびそれらに近い複数の自治体。
SGBの地球物理学者で研究者のマルコス・フェレイラ氏は、リヒター規模7.2と7.5(いずれもマグニチュード7級の強い地震)は非常に大きい数値だと説明する。
「これらの値は、膨大なエネルギーが放出されたことを示しています。さらに、震源が浅いほどエネルギーがより直接的かつ迅速に地表へ到達するため、影響と破壊の規模は大きくなります」(マルコス・フェレイラ氏)
(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)




