ワールドカップから砂糖入り清涼飲料の広告排除を訴える

2026年 07月 15日

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「炭酸飲料をピッチから追放せよ」キャンペーンは、FIFAに対し砂糖入り清涼飲料メーカーとのスポンサー契約の見直しを訴えている (画像提供:tiremorefrigerantedecampo/Instagram)

2026FIFAワールドカップは7月19日(日)に閉幕するが、活動家らが、砂糖入り飲料のメーカーが大会を支援するのは今回が最後になるべきだ声をあげている。彼らが訴えるのは「炭酸飲料をピッチから追放せよ」キャンペーンだ。

この取り組みは、国際サッカー連盟(FIFA)に対しスポンサー契約の見直しを迫るもの。コカ・コーラはFIFAの主要スポンサーの一つであり、その結果として同連盟が主催する世界的なスポーツイベントにも広告が掲出されている。

運動の背景には、砂糖入り飲料と肥満、糖尿病などの健康問題との関連への懸念がある。

キャンペーンには、健康、環境、子どもの権利などの分野を中心に、世界各国の100以上の市民団体が参加している。ブラジルからは消費者保護研究所(Idec)、デジデラータ研究所、健康的食生活同盟など8団体が名を連ねる。

運動側によると、砂糖入り飲料の摂取量が1日250ミリリットル増えるごとに、肥満のリスクは12%、2型糖尿病は19%、心血管疾患による死亡リスクは13%上昇するという。また、全死因による死亡リスクも5%高まるとされる。

「多くの子どもや若者にとって、355ミリリットルの炭酸飲料1本で、自由糖由来の1日推奨摂取カロリー量をすでに超えてしまう」とキャンペーンは指摘している。

火曜日(14日)午後までに、約72万人がこの取り組みに賛同したと、キャンペーンの公式サイトは伝えている。

団体は、FIFAのジャンニ・インファンティノ会長(スイス・イタリア国籍)宛てに公開書簡を送付した。

書簡の中で、彼らは「スポーツウォッシング」と呼ぶ行為への懸念を表明している。直訳すれば「スポーツによる粉飾」を意味する(注:特定の国家や企業、団体などが、スポーツを利用して、都合の悪い事象を覆い隠したり、イメージの向上を図ることなどを指す)。

例えば、清涼飲料ブランドが製品をスポーツや健康と結びつけて宣伝するような手法もその一例だ。

「2026年大会の期間中、最大60億人のファン──その多くは子ども──が、サッカー界のスター選手を肥満、2型糖尿病、その他の食事関連疾患と結びつく砂糖飲料と関連付ける広告キャンペーンを見ることになる」と書簡は指摘する。

「これこそがスポーツウォッシングだ。サッカーの力を利用して、健康に有害な製品を“当たり前”のものとして受け入れさせる行為である。サッカーはもっと良い扱いを受けるべきだし、ファンも同様だ」と続けている。

デジデラータ研究所のヘナータ・コウト事務局長は、清涼飲料ブランドの広告が子どもや若者に深刻な影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らす。

「これは、子どもや若者を早い段階から囲い込み、健康的ではない食習慣を形成し、短期・中期・長期的に健康へ悪影響を及ぼす可能性のある、非常に効果的なマーケティング戦略だと分かっている」と述べた。

かつてタバコ産業もキャンペーンによって同様の圧力を受け、スポーツイベントのスポンサーとして受け入れられなくなったことを想起させる。

1990年代から2000年代にかけて、例えばF1では、主要スポンサーとして存在感を放っていたタバコ企業が徐々に排除されていった。

アジェンシア・ブラジルはFIFAにコメントを求めたが、記事の締め切りまでに回答は得られなかった。

<スポーツベッティング広告>

砂糖入り飲料の広告だけが、ワールドカップをめぐる宣伝の論争ではない。オンライン賭博プラットフォーム、いわゆる「ベッツ(bets)」の広告が急増していることも、市民団体や当局の批判を招いている。

ブラジルでは今月10日、各省庁がこの種の広告に対して一連の制限措置を定めた。

その中には、
「賭けは依存を引き起こす可能性がある」
「賭けはあなたに損失をもたらす」
「賭けは投資ではない」
といった警告文の表示義務も含まれている。

(記事提供/Agência Brasil、構成/麻生雅人)