独自通貨の効用!? ブラジル北東部の町で凶悪犯罪ゼロに

2016年 05月 24日
独自通貨 ブラジル

一時期の1ドル40レアルという激安状態から少し回復し、3.5レアル前後で推移するブラジルの通貨レアルの為替相場。レアルの乱高下が社会不安を増幅させる状態からは少し落ち着きを取り戻したようだ。

そんなご時世に、社会不安とはほぼ無縁のコミュニティがブラジルに存在する。その秘訣は、独自通貨の存在だという。

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ブラジルのミシェウ・テメル政権閣僚・スタッフリスト(更新)

2016年 05月 13日
ミシェウ・テメル 副大統領

※2最終更新日:017年3月7日。▽印は現職。

5月12日(木)、ブラジル上院の採決でジウマ大統領の弾劾法廷の設置が決まり、大統領が最大180日の職務停止処分となった。

これを受け、同期間に政権運営を担うテメル副大統領が暫定政権で新たに大臣に就任した23名とおよび関係閣僚を公表した。現地メディア「エスタダォン」などが伝えている。

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ブラジル、ジウマ大統領が最大180日の停職に

2016年 05月 12日
ブラジル ジウマ 大統領 弾劾

5月12日(木)、ブラジルの上院は議会においてジウマ・ルーセフ大統領の弾劾法廷の設置をめぐる投票を行い、同日、過半数の賛成票を得て弾劾法廷の設置が認められた。

前日から行われていた審議につづいて投票は12日の朝6時22分からおこなわれ、81名の上院議員のうち78名が投票に参加(3名が欠席)。賛成は55票、反対は22票、無投票が1票だった。現地メディア「エスタダォン」が伝えている。

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リオ・オリンピック・パラリンピックを 目前にして…懸念と期待(1)

2016年 05月 9日
リオ 地下鉄 バーハ・ダ・チジュッカ

「過去25年間で最悪」とされる不況、失政と汚職が相次ぐジルマ(ジウマ)・ルセフ大統領の退陣を求めるデモが全土で頻発するという政治、経済の大混乱の中、南米初のオリンピック(五輪)とパラリンピックが始まろうとしている。

競技施設に関しては、大きな問題はなさそうだ。2016年前半の時点で、主な競技施設はほぼ完成。仮に開幕直前に手直しが必要となっても、2014年ワールドカップ(W杯)のときと同様、「ジェイチーニョ・ブラジレイロ」(ブラジル人ならではの創造性と機転で問題を解決すること)で切り抜けるのではないか。

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アンゴラから見たブラジル

2016年 05月 1日
アンゴラ外相

アンゴラを訪れたブラジル人が「アンゴラは近い」と言っていた。そうであろうか。アフリカと南米が近いはずはない、そう思うのが自然であろう。

以前、総領事としてブラジルのベレンに赴任する際、長いジャーナリスト経験を有する和田昌親氏から著書「逆さまの地球儀」を頂いた。見方を変えてみる重要性を説いたものである。

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ブラジル、ジウマ大統領の弾劾審議、上院へ

2016年 04月 18日
弾劾審議

4月17日(日)、ブラジルの下院議会はジウマ・ルセフ大統領の弾劾審議を行い、弾劾審議を上院へ送る決議を行った。現地メディア「G1」が伝えている。

23時8分にブルーノ・アラウージョ議員(PSDM/PE)の投票で賛成票は342票となり、弾劾審議を上院に送るのに必要な票が投じられた。23時25分の時点で賛成が354票、反対が130票となった。

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大統領の弾劾審議中のブラジルで、「井上創太(「ガリガリ君」の赤城乳業社長)を大統領に」!?

2016年 04月 12日
ガリガリ君 謝罪 ブラジル

赤城乳業が、主力商品であるアイスキャンディーの「ガリガリ君」の値上げに際し、代表取締役会長をはじめ社員が並んで頭をさげて謝罪した広告が、ブラジルでも話題になっている。

グローボ系列の現地メディア「G1」(4月7日づけ)は、同社が25年ぶりに値上げをするにあたり、井上創太伸社長など重役や社員たちが消費者に対して謝罪する動画を製作、公開したことを報じた。

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