中央統一労組などがブラジル石油公社弁護集会を開催。集会場前では抗議活動家と乱闘おこる

2015年 02月 25日
ペトロブラス抗議デモ乱闘

(2月)24日夕方、ルーラ前大統領が参加したペトロブラス(ブラジル石油公社、PB)を弁護するイベントの前に、労働者党(PT)の支持者とジウマ大統領の罷免を求めるグループが対立し、乱闘騒ぎが勃発した。

奇しくもこの日、ペトロブラスは世界的な格付会社のムーディーズからランクを二つ下げられ、「投資を控えた方が良いグループ」に落ちる屈辱を味わった。25日付伯字紙が報じている。

続きを読む

トラック野郎が9つの州で国道封鎖。燃料費や通行料上昇に抗議

2015年 02月 25日
トラック野郎デモ

(2月)23日、ディーゼル油価格や高速道路の通行料金上昇などに抗議したトラック運転手達が8州で国道を封鎖したと24日付伯字各紙が報じた。

独立系のトラック運転手の発案で始まった抗議活動は、これまでも運送料金の引き上げや高速道路の改善などを勝ち取ってきた。この抗議活動により、諸州では、食料や燃料の運搬、供給などに支障が出ている。

続きを読む

アエシオ・ネーヴィス氏の参謀役に収賄疑惑。労働者党(PT)には格好の反撃材料!?

2015年 02月 24日
ジョゼ・アグリピーノ・マイア

昨年(2014年)の大統領選でアエシオ・ネーヴェス(ネーヴィス)氏(民主社会党・PSDB)の選挙コーディネーターをつとめた、民主党(DEM)党首のジョゼ・アグリピーノ・マイア上院議員が、リオグランジドノルチ州で行われた車検を巡る条例制定時の不正に関与し、選挙の裏金としての賄賂を要求した疑惑が浮上した。23、24日付伯字紙が報じている。

続きを読む

ブラジル石油公社をめぐる贈収賄事件で、関与企業6社に計45億レアルの罰金求刑

2015年 02月 24日
パウロ・ホベルト・コスタ氏

ブラジル連邦検察庁は(2月)20日、ラヴァ・ジャット作戦で告発された、ぺトロブラス(ブラジル石油公社、PB)との事業契約に関してカルテルを組み、贈収賄行為を行っていた6社に対し、賠償金や罰金、計45億レアルの支払いを求めた。20~22日付伯字紙が報じている。

続きを読む

ブラジルとインドネシア、死刑囚の刑執行をめぐる駆け引きで関係が緊張。今度はインドネシアが駐ブラジル大使を召還

2015年 02月 23日
グラルチ死刑囚

ジウマ大統領は(2月)20日、インドネシアから派遣されたばかりのトト・リヤント大使への同国政府からの信任状受け取りを拒否したと21日付伯字紙が報じた。この決定は、同国で1月にブラジル人死刑囚のカルドーゾ・モレイラ被告が処刑されたことで緊迫していた両国関係をさらに悪化させた。

続きを読む

進むレアル安(対ドル)。47通貨中で4番目の下げ幅を記録

2015年 02月 22日
進む対USドルのレアル安

1月は一時的に強くなったレアルが、2月最初の2週間で急速に値を下げ、今年のレアルは外国為替市場で取引される47通貨中、4番目に価値が下がったと19日付伯字紙が報じた。1月末のランクでは23位だった。

レアルは今年、対ドルで6.6%値下がりした。この下げ幅はナイジェリア・ナイル、スウェーデンクローネ、カナダ・ドルに次ぐ。18日の為替は1ドル=2.844レアルで、10営業日で7回目の上昇を記録した。

続きを読む

降水量が増えるはずの2月でも貯水池の水量、予想値を下回る。しかしサンパウロ市民の渇水への危機感は未だ希薄!?

2015年 02月 21日
渇水を忘れるカーニバル

ブラジルは世界の中でも多くの降水量を誇る国。水不足になると聞くと意外な気もするが、広大な国土を持つ国だけに、降水量も国中で一定なわけではない。

ブラジル大使館によると、アマゾン川の河口ベレン市近くとアマゾニア地方の広域では降水量が多く、年間2,000mm以上を記録するほか、サンパウロ州の大傾斜地に沿った地域も雨がよく降るという。しかし、ブラジルのほとんどの地域では年間1,000mm~1,500mmと適度な降水量なのだという。かと思えば北東部の「干ばつ地帯」は、国土の10%を占めているとう。

続きを読む

レヴィ財務相、ニューヨークで投資家たちと会合。「15年は試練の年、16年からの成長に備えたい」

2015年 02月 20日
ジョアキン・レヴィ財務相

ジョアキン・レヴィ財務相は(2月)18日、ニューヨークで行われた投資家たちとの会合で、14年の国内総生産(GDP)がマイナスである可能性があることを認め、15年も苦しい年になるとした。

だが、今年の基礎的財政収支の黒字目標は極端な財政カットを行わずに達成し、16年からの経済成長に備えたいとした。19日付伯字紙が報じている。

続きを読む