リオの治安平定に黄信号。常駐治安維持部隊(UPP)配備地区で犯罪組織が抗争

2015年 05月 13日
コロア、ファレー、フォゲテイロのUPP

「重火器などで武装した集団100人以上がサンカルロスの丘からコロアの丘に向かっている」–。

5月8日夜、軍警察のオペレーションセンターからの連絡を受けた警官達の間に緊張が走った。

5月13日でリオ五輪開幕まで450日だが、12日付伯字紙などによると、リオ市平定化の鍵を握るとされてきた常駐治安維持部隊(UPP:ウー・ペー・ペー)設置地区であるコロアの丘での麻薬密売者同士の抗争が発生。6人が死亡、5人が負傷する事件に発展した。

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行方不明のアリッシ・ホーザさん、バラバラ遺体でみつかる

2015年 05月 6日
アリッシ・ホーザさん

サンタカタリーナ州ウルビシで5月4日、同月2日夜から行方不明となっていたアリッシ・ダ・ホーザさん(24)が遺体で発見され、25歳と18歳の兄弟が犯行を自供した。

バラバラ殺人の被害にあったアリッシさんは、2日夜、バイリ(ダンスパーティ会場)で出合った25歳の青年に「車で送ってあげる」と言われて店を出たきり、行方不明となり、妹が3日に捜索願を提出していた。

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インドネシアがグラルチ被告の銃殺刑執行。国外で処刑されたブラジル人は2人目

2015年 04月 28日
ホドリゴ・グアルチ被告

インドネシアで麻薬密売容疑で逮捕され、死刑判決を受けていたブラジル人のホドリゴ・グラルチ被告(42)の銃殺刑が、ブラジル時間4月28日午後に執行されたと28日付伯字サイトが報じた。

グラルチ被告は04年に6キロのコカインを持ち込もうとして逮捕され、翌年死刑判決を受けた。同被告は、今年1月に同国で麻薬密売容疑で死刑に処されたモレイラ被告に続き、国外で処刑された2番目のブラジル人となった。

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インドネシアで2人目のブラジル人死刑執行、濃厚に

2015年 04月 27日
ホドリゴ・グアルチ

インドネシアは潘基文国連事務総長の助命嘆願を拒否し、パラナ州出身のホドリゴ・グラルチ被告を含む9人の死刑執行を確定した。刑は28日以降、いつでも執行されうると27日付伯字紙が報じている。

グラルチ被告は25日に「銃殺刑に処す」との通知を受け取った。同被告は04年に6キロのコカインをサーフボードに隠して同国に持ち込もうとして逮捕され、05年に死刑判決を受けた。26日、「(刑執行前の)三つの最後の願い」の表明を拒否し、自らの延命に自信を見せた。

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ブラジルでマイケル・ジャクソンのサングラス盗まれる

2015年 04月 22日
マイケル像からサングラス盗まれる

2012年5月に、ブラジル、リオデジャネイロのコパカバーナ海岸にある詩人カルロス・ドゥルモン像の眼鏡が盗まれる事件が起きたが、今度はサンタマルタの丘にあるマイケル・ジャクソン像のサングラスが何者かによって盗まれた。現地メディア(「G1」)が伝えている。

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「収賄もみんなでもらえば怖くない!?」だったブラジルの今後

2015年 04月 21日
dilma

4月12日に2回目の反ジルマ(ジウマ)大統領・反PT(労働者党)のデモが(ブラジル)全土で行われた。200万人近くを動員した前回ほどの盛り上がりには至らなかったが、ブラジル全土で70万人が参加した。

デモへの参加動機の第一は、巨額な贈収賄行為に対する怒りである。労働者の代表、貧しい人の味方であったはずの労働者党が政権に就いた途端、自分たちの利益確保に走り、大泥棒と化してしまったことへの抗議である。

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サッカー応援団8人が銃殺。試合前夜にコリンチャンス応援団本部が襲撃される

2015年 04月 20日
パヴィリャォン・ノーヴィ

コリンチャンスの応援団組織「パヴィリャォン・ノーヴィ」のメンバー8人が、4月18日深夜、サンパウロ市西部の同組織本部で銃殺されたと20、21日付伯字各紙、サイトが報じている。

事件はサンパウロ州選手権準決勝、コリンチャンス対パルメイラスの前夜に起きた模様。現在のところ警察は、両チーム応援団による抗争の可能性は薄いとして、麻薬密売事件に関わりがあるとの線で捜査している。

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