
写真は204年3月にブラジルを公式訪問したマクロン仏大統領(右)と対話するルーラ大統領(写真/Ricardo Stuckert/PR)
アメリカ合衆国による通商関税の導入が進む中、ブラジルのルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ大統領とフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、8月20日(水)、メルコスールと欧州連合(EU)との協定締結に向けた交渉を完了させることを約束した。この協定は20年以上にわたり交渉されてきたが、発効には依然として、抵抗に直面しており、特にフランスからの抵抗が続いている。
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ジャイール・ボウソナーロ前大統領(左)とシラス・マラファイア牧師(右)(写真/ Fernando Frazão/Agência Brasil)
ブラジルの連邦最高裁判所(STF)のアレシャンドリ・ジ・モラエス判事がシラス・マラファイア牧師に対して行動制限措置を命じた決定には、この宗教指導者がジャイール・ボウソナーロ前大統領に送ったSNS「WhatsApp」のメッセージが含まれており、アメリカ合衆国がブラジル製品に50%の関税を課すと発表したことを受けて、前大統領の息子であるエドゥアルド・ボウソナーロ下院議員を批判する内容が記されていた。
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ジェラウド・アウキミン副大統領兼開発商工サービス相(写真/Lula Marques/Agência Brasil)
ジェラウド・アウキミン副大統領兼開発商工サービス相は8月20日(水)、ウーゴ・モッタ連邦下院議長に、アメリカ合衆国による関税爆弾の影響を受けたブラジルの輸出産業を支援するために政府が優先事項と位置づけている法案を提示するために会談を行った。アウキミン副大統領は、雇用と対象製品の保護のため、これらの法案の迅速な審議をモッタ議長に要請した。さらに、鉄鋼およびアルミニウム関連製品については、関税の一部緩和が実施されることも明らかにした。
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ジャイール・ボウソナーロ前大統領(写真/Lula Marques/Agência Brasil)
ブラジルの連邦警察(PF)は、ジャイール・ボウソナーロ前大統領の携帯電話から音声メッセージを発見した。その中で同氏は、アメリカ合衆国がブラジル製品に課している関税の撤廃交渉を、クーデター計画で有罪判決を受けた者たちへの恩赦の承認と結びつけ語っていた。
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写真はルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シウヴァ・ブラジル連邦共和国大統領。ブラジルは8月6日、米国が同国に課した50%の関税はWTOのルールに違反するとしてWTOに提訴していた(写真/Valter Campanato/Agência Brasil)
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フェルナンド・アダジ財務大臣(写真/ Rovena Rosa/Agência Brasil)
ブラジルのフェルナンド・アダジ財務大臣は8月18日、ブラジル産品への50%関税の適用を緩和するための道を模索して、ブラジルはアメリカ合衆国との対話を継続していると述べた。しかしながら、米国側がブラジルに対して「憲法上不可能な」要求を解決案として押し付けようとしているため、交渉は不可能だとも語った。アダジ大臣は、「ブラジル国内の制度的・政治的状況が理解がされていない」と指摘した。
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ジェラウド・アウキミンアウキミン副大統領兼開発商工サービス相(写真/CanalGov/Reproducao)
ブラジルのジェラウド・アウキミンアウキミン副大統領兼開発商工サービス相は、8月16日(土)ブラジリアで、アメリカ合衆国がブラジル製品に課した関税によって影響を受けた企業への支援策について、「財政的な負担にはならない」と述べた。これは、厳密には連邦政府にとって新たな支出とは見なされないためだという。
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アメリカ合衆国はスペシャルティコーヒーの最大の輸出国でもある(写真/Marcello Casal jr/Agência Brasil)
ブラジル・スペシャルティコーヒー協会(BSCA)は「主権あるブラジル・プラン」への支持を表明する声明を発表した。このプランは、ブラジル政府がアメリカ合衆国によるブラジルからの輸出品への50%関税という圧力に対抗するために打ち出した対応措置である。
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