ブラジル大統領にとって「遠かった」日本

2015年 12月 3日
ジウマ・ルセフ大統領

在ブラジル日本大使館が12月2~4日に予定されていたブラジルの(ジウマ・)ルセフ大統領の訪日がキャンセルされたことを明らかにしたのは11月27日のこと。

前回の訪日も(発表後に)キャンセルされたのだが、その時は国内で大規模なデモが起こり、止むを得ない状況だった。しかし、14年に安倍首相がブラジルを訪問し、15年には日本ブラジル外交関係樹立120周年を記念して秋篠宮ご夫妻がブラジルを訪れ、次は外交的にも当然ルセフ大統領の訪日となるはずであった。

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ブラジル人が一緒に働きたいと思う上司像とは?(1)

2015年 12月 1日
メリョール誌 ブラジル

外国人を部下に持つことになるビジネスマンにとって、外国人部下とどう付き合うかについて、情報収集に苦慮するケースは少なくないのではなかろうか。

そんな上司たちに朗報となる調査結果が今年(2015年)、日本の調査機関から発表された。発表したのは、リーダーシップと組織内コミュニケーションの調査に強い「コーチング研究所」(東京都千代田区。以下「CRI」)だ。

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ジウマ大統領、12月2日に訪日。日本ブラジル間の貿易と投資に関する新展開についての対話を予定

2015年 11月 27日
ジウマ・ルセフ大統領

ジウマ・ルセフ(ルセーフ)大統領は来週(12月2日~4日)日本を訪ね、2012年以来ストップしているブラジル産加工牛肉の日本への輸出再開について対話する。

「今回の訪日の機会に期待されていることは、加熱処理肉の日本の市場への参入を促すことです」と外務省 政治局2の副事務局長でもあるジョゼー・アウフレッド・グラッサ・リマ大使は語った。

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「経団連・CNI共同報告書」提出へ。日本ブラジル間EPA締結や査証の相互免除などを提言

2015年 11月 27日
ジョゼー・イヴォ・サルトリ知事

日伯両国間の経済関係の強化を図ると共に、貿易投資フローの自由化のための法的基盤を提供することを目的に、ブラジル全国工業連盟(CNI)と日本経団連は、日伯両国間の包括的な経済連携協定(EPA)の実現に向け交渉を開始するよう提案し、その枠組づくりに取組むことに合意した。

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ブラジル、リオ・オリパラ期間中は日本含め外国人入国ビザ免除

2015年 11月 26日
リオ五輪聖火リレーキャンペーン始動式

2016年リオ・オリンピック・パラリンピックのために例外的に外国人入国ビザの取得を免除する議会法案に対し、ジウマ大統領が11月24日(火)に署名、連邦官報によって25日に公示された。現地メディア「オ・グローボ」(25日づけ)などが伝えている。

これによると、今回のビザ免除措置は2016年9月18日までにブラジルに入国する人に適用されるという。入国の際に五輪の競技チケットを購入している証明は不要で、ブラジルでの滞在期間は最長90日間だという。

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マリーナ・シウヴァ元環境相の来日報告会、11月30日に開催

2015年 11月 25日
マリーナ・シウヴァ

毎日新聞社MOTTAINAIキャンペーン事務局と毎日メディアカフェ事務局は、ブラジルのマリーナ・シウヴァ(マリナ・シルバ)元環境大臣の来日報告会を11月30日(月)に開催する。

アマゾンの熱帯雨林の保護活動で知られるマリーナ・シウヴァ(マリナ・シルバ)元環境大臣は毎日新聞の招聘により、今年(2015年)10月10日に初来日して、17日まで日本に滞在した。

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ブラジル、深刻化する雇用・工業生産減少と稚拙な政策

2015年 11月 25日
雇用保護プログラム2015

今年(2015年)の1年間でブラジルの雇用数の減少が100万人を超えそうな状況になってきた。

ブラジル労働省発表の15年8月の正規雇用数(前月比)は8万6543人減となっており、4月から5カ月連続で減少している。15年1~12月累計ベースでは、100万人を超える減少は避けられないだろう。

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「フォーチュン」誌が「ビジネスパーソン・オブ・ザ・イヤー」を発表。トップ20にブラジル人経営者がランクイン

2015年 11月 23日
JBS

アメリカ合衆国のビジネス専門誌「フォーチュン」が、毎年恒例となっている「ビジネスパーソン・オブ・ザ・イヤー」の2015年版を発表した。

1位はナイキのCEO、マーク・パーカー氏、2位はフェイスブックCEO、マーク・ザッカーバーグ氏、3位はエレクトロニック・アーツのCEO、アンドリュー・ウィルソン氏が名を連ねた。

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