経済悪化と自然災害で生活環境が厳しくなるブラジル
2015年 05月 15日
ブラジル経済の悪化により、日々の生活環境が大きく変わりつつある。
ブラジル経済が著しい成長を見せた13年頃までの10年間は、サンパウロなどの大都市圏のレストランやバーは、週初の平日でも深夜2時、3時までにぎわっていた。
しかし、14年のワールドカップが終わったぐらいから徐々に客足が鈍り、注文が減り、最近は夜11時ぐらいで閉める店も多くなってきた。
続きを読むブラジル経済の悪化により、日々の生活環境が大きく変わりつつある。
ブラジル経済が著しい成長を見せた13年頃までの10年間は、サンパウロなどの大都市圏のレストランやバーは、週初の平日でも深夜2時、3時までにぎわっていた。
しかし、14年のワールドカップが終わったぐらいから徐々に客足が鈍り、注文が減り、最近は夜11時ぐらいで閉める店も多くなってきた。
続きを読む中国の李克強首相が5月19日、1600億レアル相当の経済協力協定を携えてブラジルを訪問すると13日付「フォーリャ」紙が報じた。
中でも特筆すべきはブラジル南北鉄道をペルーに延ばし、太平洋に出るルート(トランスオセアニカ)開発プランだ。工費は135億~300億レアル(約5380億~1兆2000億円)と見られている。
続きを読む世界各地から1万6千人のロータリアン(ロータリーの会員)が一堂に集う「ロータリー国際大会」が、6月日から4日間、サンパウロ市北部サンタナ区のアニェンビー国際展示場で開かれる。
今年で106回目となるロータリー国際大会。本会議、シンポジウム、研究会など多彩なプログラムでロータリアン同士の情報交換や親睦を促し、組織の活性化と発展を図る。
続きを読む2015年に入り雇用喪失や景気後退(リセッション)を匂わせるような報道が続いているブラジル。
5月12日には労働者党(PT)政権での汚職やジウマ政権の経済政策を批判する声が国内外で相次いだと13日付伯字紙が報じた。
パラナ州での下院ペトロブラス(PB)議会調査委員会(CPI)では、ラヴァ・ジャット作戦で逮捕された闇ブローカーのネウマ・コダマ被告が汚職への関与を後悔しつつ、「ブラジルは汚職で動いている」「汚職の輪が切れたから経済危機や景気後退が起きた」「汚職は別の汚職で隠匿されていた」と明言したという。
続きを読む米国訪問中のジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事が5月11日、水危機解消のための工事のために世界銀行から1億5600万レアル(約62億円)の融資を受ける事が決まったと発表したと12日付伯字紙が報じた。
融資の対象となる工事は4件で、同州の水危機解消のための最優先課題とされているリオ・グランデ水系のビリングス貯水湖とアウト・チエテ水系のタイアスペバ貯水池を結ぶ工事へは4900万レアルが融資される。
続きを読むサンパウロ市名物ゲイ・パレードの主催者が、スポンサー不足をうけ、資金確保のために電飾車(トリオ・エレトリコ)の上に乗るための腕輪型チケットを売り出したと5月11日付「エスタード」紙が報じた。
6月7日に開催が予定されているゲイ・パレードで、最も長い時間パウリスタ大通りに留まる公式の電飾車に乗れるチケットは340レアルで、インターネットで100枚販売されている。
続きを読むジョアキン・レヴィ財相らが推し進めている財政調整により、連邦政府関連の第1四半期の支出は、看板政策のはずの基幹構造(インフラ)工事や社会プログラムでも大幅に抑制されたと5月10日付伯字紙が報じた。
基礎的財政収支の黒字目標達成により国際的な信用を回復するため、レヴィ財相らは昨年来、減税措置撤廃や失業保険の受給資格などを厳密化する暫定令(MP)665号などを次々に発表、連邦政府の支出の大幅削減も打ち出していた。
続きを読むサンパウロ総合大学と経済調査院(Fipe)の2015年調査によると、サンパウロ市の路上生活者数は1万5905人で、2011年の調査時の1万4478人より10%増えたと9日付「フォーリャ」紙が報じた。
路上生活者の数は一般市民の数に比べると急速に増えている。2000年代初頭は年5.14%の割で増えていたものが2009年以降は年2.5%増に止まり、ペースが落ちている。
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