
ブラジルは世界有数の農業国。農業の担い手は家族による小規模生産農家から大規模な農業法人まで様々だが、国土の広さと安定供給・管理コスト削減のため、大規模農場では飛行機などによる効率的な農薬散布が行われていることは珍しくない。
一方、ここ数年の健康志向の高まりからカロリーオフ製品だけでなく、オーガニック製品の人気が高まりつつある。オーガニック食品チェーン店やオーガニック専門青空市が年々増加の傾向にあることからも人気のほどがうかがえる。
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国民のほとんどが肥満、糖尿病、高血圧のいずれかを抱えているといわれるブラジルだが、近年、連邦政府、地方自治体の旗振りもあって健康的な食生活への関心が高まりつつある。
カロリーの消費については全国津々浦々でアカデミーアと呼ばれるスポーツクラブが盛況で、専属トレーナーによる指導を受けている人も多い。食事に関しては、全国展開するスーパーマーケットチェーンでオーガニック食品専用コーナーが設けられるなど、ブラジルの健康関連商品市場は伸びしろの大きな分野として注目を浴びている。
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今年の夏以降、サンパウロ証券取引所の株価指数、ボベスパ指数が史上最高値を更新するなど、ブラジル株式市場の活況が具体的な数字で伝わってくるようになった。
その活況は、今年に入って証券取引所に新規上場(以下「IPO」)を申請する企業数にも裏付けられている。
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フルッタフルッタが、アマゾンフルーツの専門店「フルッタフルッタ アサイー・カフェ」を11月17日(金)、新宿マルイ本館にオープンする。同店は、渋谷ヒカリエに続く2号店となる。
新宿マルイ本館では今秋より、5階フロアを「美と健康」をテーマにリニューアルすることから、「おいし美と健康をアマゾンから」をコンセプトに掲げるフルッタフルッタ アサイーカフェの設置が決まったという。
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ブラジルには実に多くの珍しい果物が存在するが、その一つ、ジャブチカーバが今収穫期を迎えている。
ブドウとブルーベリーを掛け合わせたような外見とさわやかな甘みを持つジャブチカーバは、収穫前の姿も独特で、木の枝の先ではなく、幹にびっしりと実をつける。
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東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた宮城県名取市の住民約15名が、群馬県の農園をバスで訪問れ、キャッサバ芋(マンジョッカ芋)などブラジル野菜の収穫体験やブラジル料理を一泊二日で楽しんだのが約1年前、2016年11月のこと。
ツアーの参加者のほとんどは仮設住宅で暮らすお年寄りで、震災以降、初めて自費で旅行に出たという方がほとんどだったという。農作物の収穫を体験したほか、ブラジルの名物焼肉料理シュハスコや、サンバのパレードなどを堪能した。
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先日アメリカ合衆国で起こった、試合前の国歌斉唱で起立しなかったNFL選手とトランプ大統領との騒動に見られるように、「国歌」は時として為政者と国民の間で軋轢を生むことがある。
日本でも数年前、学校教師が国歌斉唱時に起立を拒否して話題になるなど、洋の東西を問わず、国歌は国と個人の自由意志の解釈の違いを顕在化させることもある。
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今年の8月から9月にかけて、カリブ海諸国とアメリカ合衆国南部で甚大な被害をもたらしたハリケーン。市民の生活に大きな爪痕を残したが、農産物にも甚大な影響を及ぼした。
農作物についてはアメリカ合衆国フロリダ州のハリケーン「イルマ」による被害が大きく、果樹園の木々が水没した映像で自然の猛威をまざまざと見せつけられた。当然ながら、フロリダではオレンジ生産量の大幅減少が見込まれる。
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