食の国際業界見本市「FOODEX JAPAN2014」開幕。ブラジルはサンタカタリーナ州産豚肉を使った料理を紹介

2014年 03月 5日

porcoeabacaxi

世界各国・地域から2,600社が出展し、7万5千人が来場するアジア最大級の食品・飲料専門展示会FOODEXが3月4日(火)からスタートした。外食、中食、小売、卸、商社に向けて開催されるFOODEXは、食業界のビジネスを活性化させる商談展示会として1976年より毎年開催されており、今年で第39回を迎える。

今年のFOODEXには、海外からは昨年より10ヶ国多い77の国や地域が参加しているという。「味覚の王国」と名付けられたブラジルパビリオンはワールドカップイヤーだけに規模も大きく、日本初上陸の商品を携えたブラジル企業19社と3つの業界団体を含む、65社・団体がパビリオンに軒を並べている。

開催期間中はブラジル出展企業50社の実務担当者が来日しており、来場したバイヤーに直接プレゼンテーションを行う。

ところで、今年のブラジルパビリオンの注目は、2013年初頭に輸入がはじまったばかりの、ブラジル南部にあるサンタカタリーナ産の豚肉だ。パビリオンではキッチンを用意、パリのル・コルドン・ブルーを主席で卒業した日系3世のフードコーディネイター、平田マリさんが来場者のために試食料理を作って歓待していた。

写真はパビリオンで出されている料理のひとつで、Lombo Assado com Abacaxi (豚ロースとパイナップルのロースト)。

平田マリさんにレシピを尋ねたところ、快く教えてくれた。レシピは下記。

豚肉のかたまり(ロース、肩ロースまたはもも) 2kg
パイナップル  1個
にんにく   3かけ
玉ねぎ、レモン、ロリエー、タイム、白ワイン、塩、胡椒

前の晩からワイン、にんにく、玉ねぎ、胡椒、ハーブと一緒に肉をつけておく。
パイナップルは皮をむいてバターと砂糖でまぶす。
肉に焼き色を付けて、パイナップルと一緒に焼く。焼くときは、オーブン180度にして約1時間半、スプーンで汁をかけながらゆっくりと。肉の中心の温度が68度になるまで焼く。
焼き上がってから15分ねかせる。
肉とパインを薄く切って、ご飯と一緒に食べる。

サンタカタリーナ産豚肉を試してみたいバイヤーの方は、ぜひFOODEX会場へ。

ブラジルブースは、豚肉、鶏肉、加工食品、スイーツ、ワイン、クラフトビール、アサイー関連飲料、プロポリス、コーヒーなど、さまざまな食材を扱う企業や団体が参加している。

(文/加藤元庸、写真/麻生雅人)
「FOODEX JAPAN2014」は幕張メッセにて3月7日(金)まで開催(http://www.jma.or.jp/foodex/)