いよいよ開幕、FIFAワールドカップブラジル大会!

2014年 06月 12日

ワールドカップ 開幕

いよいよ待ちに待ったFIFAワールドカップブラジル大会が、もう間もなく開幕する。

今回は私にとっての第2の祖国、ブラジルで行われることもあり、今までのどの大会よりも楽しみの度合いが強い。スポーツ界における最大のお祭りが、1か月間に渡り行われる。それも大好きなブラジルでだ。これほど楽しみなことはない。

私自身も、ちょうど2年ぶりに現地に飛び、数試合観戦してくる。そんな現地ブラジルの空気を肌で感じることが楽しみでならない。

さて、その前に前回述べたセレソンの背番号の予想の結果について記述したい。

1番から11番までのレギュラー番号については、1番のジェフェルソンと5番のフェルナンジーニョの2番号について予想が外れてしまった。

私がW杯のセレソンを一部始終注目して見始めた2006年以降、つまり前2回の2006年と2010年では、レギュラーが見事に1番から11番まできれいに並んでいた。その流れを汲んで、今回もそのようになると思ったがそうではなかった。

レギュラーの内2名だけは、レギュラー番号ではなかったのだ。GKジュリオ・セーザーが12番、ボランチのルイス・グスターヴォは17番と近年背負った番号のままであった。12番以降については、12番号中7番号当たったのだから、まずまずだろう。

ブラジル国内で市販されるユニフォームの背番号について、2006年については前回のコラムで書かせてもらったように、背番号の発表前に数選手分が予想されて、「10番RONALDINHO」といった感じで既にプリントされた状態で売られていた。そのため、ホビーニョ(ロビーニョ)の番号がナイキによる予想が外れ実際と違っていたということがあった。

一方2010年については、その失敗を糧にしたのかどうかはわからないが、市販品には番号のみプリントされて名前の表記はなかった。この時、私はアウェイの青、ホビーニョの11番を買った。

今回については、ブラジル国内中でナイキショップがかなり充実してきているので、おそらくは無地のものに好きな番号と選手名を入れる方式になっていると思う。これについても、実際に現地に行くので確認してきたいと思う。

さて、開幕戦についてだが、この時間、私はまさにブラジルに向かう飛行機の中にいることになるので、残念ながら見ることができない。

この試合の注目は、なんといっても、優勝候補の筆頭ブラジルセレソンが、どのような試合をするかである。対戦相手のクロアチアは決して侮れる相手ではない。レアルマドリッドのゲームメーカー、モドリッチもいれば、バイエルンの点取り屋マンジュキッチもいる。

実力的に見て、ブラジルが圧倒的に有利と思われているが、サッカーは何が起こるかわからない。特に開幕戦ともなると尚更だ。

普通通りにやってくれれば大丈夫だと思うが、仮にこれを取りこぼすようなことがあると、事態は一転して厳しくなる。

また、この試合、審判団については、日本の3審判が務めることになっている。これも注目だろう。主審の西村氏は、前回南アフリカ大会でもブラジルの試合の主審を務め、フェリペ・メロにレッドカードを出したことが思い出される。

また、試合だけでなく、会場のアレーナ・デ・サンパウロについても注目したい。

これは、12会場中もっとも着工が遅れたスタジアムで、本当に間に合うのか半信半疑だった。客席の一部や天井の部分が間に合わないなどといった情報もある。W杯後は、ブラジル屈指の人気チーム、コリンチャンスのホームスタジアムとなることもあり、非常に注目している。

非常に楽しみな開幕戦なのである。

(文/コウトク、写真/Oswaldo Corneti/Fotos Públicas)
写真は6月12日、イタケラォンのファンフェストで盛り上がるサポーターたち

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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