リオのファヴェーラで現代アート展開催される

2014年 08月 25日

コンプレクソ・ダ・マレー

8月23日(土)、リオデジャネイロ市北部にあるコンプレクソ・ダ・マレーで、アート展「トラヴェッサス~マレー現代アート展」が始まったと現地メディア(「G1」、「アジェンシア・ダス・ノチシア・ダス・ファヴェーラス」」など)が伝えている。

コンプレクソ・ダ・マレーは複数のファヴェーラ集合地区。会場は同地区にあるファヴェーラのひとつ、ノヴァ・オランダにある文化センター、ガウパォン・ベラ・マレー。

マレー地区で現代アート展「トラヴェッサス」が開催されるのは今回で3回目となる。主催はNGO団体オブゼルヴァトーリオ・ダ・ファヴェーラ。

展示作品をオーガナイズするのはリオの現代アート作家ダニエウ・セニージ。ダニエウは2013年の「トラヴェッサス」には出展者として参加していた。

アーティストとして参加したことがきっかけで、この場所で(メッセージなどを)伝える側として仕事をしたいと考えるようになったという。リオデジャネイロ近代美術館で展示されるもとと同じ作品がこの場所で展示されることに意義があると語る(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は、マレー地区の模型2013-2014