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リオ市で、ファヴェーラの住環境が改善され家賃値上がり。追われた人々が新たなファヴェーラを形成

ファヴェーラ ノヴァ・トゥフィ

2014年3月から大勢の人が古い大きな廃工場の建物の中で、病気や衛生面で劣悪な環境に置かれている。

コンプレクソ・ド・アレマォン地区(リオデジャネイロ市)の中に生まれてあっという間に作り上げられたノヴァ・トゥフィの住人たちだ。

※ノヴァ・トゥフィは同地区にあったトゥフィー・ハビブのプラスチック工場の廃屋(約12000平方メートル)にバラックが作られて生まれた新しいファヴェーラ。

彼らはこれまで住んでいた家の家賃が払えなくなったことから、この廃工場に集まって来た。住民の協会によると約1800家族が既に居を構えている。

人間的とはいえない状況で生活環境であるにもかかわらず、彼らの多くが生まれ育ったコンプレクソ・ド・アレマォンの近辺で暮らせる住居がみつかることを保障されるまでは、家族たちはここを出ていこうとしない。

3月31日に裁判所は、トゥフィーの元の持ち主に返すことを承認していた。元は家庭用品を製造していた工場だったが何年も前に閉鎖されていた(次ページへつづく)。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は10月16日、ノヴァ・トゥフィ。2014年3月ごろから人が住み始め、現在1800家族が暮らしている

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