リオ市で、ファヴェーラの住環境が改善され家賃値上がり。追われた人々が新たなファヴェーラを形成

2014年 10月 19日

ファヴェーラ ノヴァ・トゥフィ

日雇い労働をしているグラウシア・アナクレットさんは10人の孫たちと一緒に、この中でも最も環境の悪い場所に暮らしている。地下室と呼ばれるその場所は窓がなく、いい空気を吸うことすら困難だ。彼女によると、もっとも大変なのは子どもたちに食べ物を与えることだという。

「子どもたちに食べ物を与えるのは神のお恵みにすがるしかない。もう夕飯が近いなと思ったら昼食は抜きます」(グラウシアさん)

年金受給者のネウザ・モンテイロさん(73)もまた、地下室の住人だ。住処がひとつの蛇口の近くにあったことは恵まれていたが、今は水も出なくなった。

「私の状況はひどくなっていった。水ももうでない。年金では家賃が払えなくなりここに来た。家賃を払うか食べ物を買うかどちらかしか選べなかった。政治家たちは私たちの状況をよく見て、私たちにまともに生きていける場所を提供してほしい」と要求した。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は10月16日、ノヴァ・トゥフィ。ネウザ・モンテイロさん