リオ市で、ファヴェーラの住環境が改善され家賃値上がり。追われた人々が新たなファヴェーラを形成
2014年 10月 19日「このコミュニティの家賃は今、高くなっている。450~500ヘアイス(レアル)で、それは私たちには払うことができない。だからここに来た」と語るのは介護士のシルリー・マルコス・ダ・シウヴァさん。シルリーさんは母親と娘、ふたりの孫と一緒にここに住んでいる。
「平均的な金額だと思いますが、900ヘアイス(レアル)を稼いでいます。でもこの金額の中から家賃と食糧にかかるお金を払うことができない」(シルリーさん)
路上生活をしていたが、ここを紹介されてやってきた家族たちもいる。
ペルナンブッコ州出身のエリザンジェラ・アンドラーヂ・サンターナさんは「3人の子どもたちと共に5か月、路上で生活していた。仕事仲間がここを紹介してくれて、住み始めて7か月になる。神がここから救いだしてくれると信じている」という(次ページへつづく)。
(記事提供/Agência Brasil、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は10月16日、ノヴァ・トゥフィ。シルリー・マルコス・ダ・シウヴァさん