没後20周年。イパネマ海岸にアントニオ・カルロス・ジョビン像がお目見え

2014年 12月 8日

アントニオ・カルロス・ジョビン像

12月8日(月)は、アントニオ・カルロス・ジョビンの命日。そして2014年は、没後20周年にあたる。これを記念して同日、アントニオ・カルロス・ジョビン像の披露式典が行われた。現地メディア(「G1」、TVグローボ「グローボニュース」同日づけなど)が報じた。

像が置かれたのはリオデジャネイロ市南部(ゾナ・スウ)のイパネマ海岸沿いの舗道。エリアでいえばアルポアドール岬付近で、ヴィエイラ・ソウト大通りがはじまる場所の近く。

没後20周年を記念して行われた像の披露式典の後、セクステート・テーハ・ブラジリスが、アントニオ・カルロス・ジョビン(トン・ジョビン)の家族によって選ばれた曲を演奏した。

アントニオ・カルロス・ジョビン像

セレモニーにはトン・ジョビンの家族や友人に加え、彫刻の作者クリスチーナ・モッタも参列した。クリスチーナは、リオのブージオスにあるブリジット・バルドー像など7つの彫刻の作者としても知られている。

クリスチーナは、この銅像のモデルとなったのは、トンとヴィニシウス・ジ・モライスが共に写っている写真であると公表した。リオ市より制作の依頼を受けてから、完成までに約4か月を要したという。

「1960年代、トンが最も輝いていた絶頂期の姿を像のモデルに選びました。像のモデルに使った肖像は、彼とヴィニシウスがブラジリア交響曲を作り終えた頃の写真です」(クリスチーナ・モッタ)

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(文/麻生雅人、写真/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
12月8日、イパネマ海岸の舗道で披露されたアントニオ・カルロス・ジョビン像

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