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2015年 02月 19日 05:29
2015年のブラジル、リオデジャネイロのサンバ・カーニバルで優勝を果たしたベイジャ・フロール。今回、行進のテーマに選んだのは、アフリカ大陸にある赤道ギニア共和国へのオマージュだった。
行進には約3700名の参加者、42のアーラ(行進の物語を構成するパート)、7台の山車が繰り出した。
行進の物語は、寓話のイメージを交えながら同国の文化や美しさにスポットを当てたもので、様々な種類の仮面の飾り、船首像、貝殻、網、わら、サイザル麻などを使って表現されていた。
山車のひとつでは、カカオ、石油、ダイヤといった同国の豊富な天然資源を表わしていた。また、かつてヨーロッパ人の探検家による侵略があったことや奴隷貿易も物語られた。
赤道ギニアにはポルトガルの植民地だった時代もあり、奴隷貿易の拠点もあったことから、行進の最後は、同国とブラジルとの人の交わりがブラジルの誕生につながりがあることを示唆したという(行進の写真は次ページ以降にも掲載)。
(文/麻生雅人、写真/Tata Barreto/Riotur)
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