2015年 11月 19日 01:57
テロ攻撃の対象となったフランスとの連帯を示し、公共の施設や建造物などを同国の旗の色にライトアップする動きがブラジル各地で広まっている。
バイーア州サルヴァドールでは、同市のシンボルのひとつラセルダ・エレヴェータがトリコロールでライトアップされた。11月17日(火)、同市が広報した。
海に面したシダージ・バイシャ(下の町)と、行政や宗教行事などの中心地だったというシダージ・アウタ(上の町)に分かれている同市で人々を結んでいるのがラセルダ・エレヴェータ。1873年に開業、今では観光名所となっている。
ブラジルではフランスでテロ事件が起きたのち、リオデジャネイロのコルコヴァードの丘にあるキリスト像(クリスト・ヘデントール)やサンパウロのお茶の水橋、マラカナンをはじめ各地のスタジアム、ブラジリアの大統領府などでトリコロールのライトアップが行われている。
(文/麻生雅人、写真/Max Haack/Agecom (17/11/2015))
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