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リオのカーニバル、2017年から行進時間と山車の台数を縮小

イーリャ・ド・ゴヴェルナドール リオ カーニバル

ブラジルと言えば有名なのは、リオのカーニバル。サンボードロモと呼ばれるカーニバル専用会場にて、複数のサンバチーム(エスコーラ・ヂ・サンバ)が豪華絢爛なパレードを行う大イベントだ。

カーニバルとはいってもただのお祭りではない。参加するサンバチームは、リオの各街の地域コミュニティを母体とした団体で、行進はコンテスト形式となっている。

審査基準にもとづいて、各チームは、ダンスや演奏、行進のコンセプトや調和などを競い合う。

2017年のカーニバルから、審査基準となるルールを一部、変更するという。エスコーラ・ヂ・サンバ協会(通称LIESA)が5月17日(火)に発表したという。この内容は、1月12日づけで「オ・ジーア」のコラムニストによりいち早く報じられていたが、同メディアがふたたび報じているほか、グローボ系メディア「エシトラ」も伝えている。

まず、各エスコーラ・ヂ・サンバのパレード持ち時間が、82分間から75分間に短縮される。各チームはこれまでよりも7分早く会場を通過しなければならなくなるという。全体の開始時刻も、21時30分から22時になる。

アレゴリアと呼ばれる山車の数も減る。各エスコーラは、これまで最大7台のアレゴリアを会場へ持ち込むことができたが、6台までとなるとのこと。

「エシトラ」によると、審査員席も変更になり、進行の影響の少ない観覧席の第6ブロックと第8ブロックの間に設置されるとのこと。

カーニバルや大衆文化を専門とする歴史家のルイス・アントニオ・シマズ氏は、これらの変更がプラスにはたらくと考えているという。

「パレードのスケジュールは、カーニバルをテレビで中継放送するグローボ局の規定によって調整されます。私は特に、アレゴリアの数が減ることに賛同しています。近年ではアレゴリアは過度の割合を占めていました」

シマズ氏は、パレードの行進時間の変更に関しては、2017年のカーニバルは試験的なものになると考えているという。

加えてシマズ氏は、パレードの時間を長引かせていた原因はアレゴリアの数より、パレードの先頭でパフォーマンスを行うコミッサォン・ヂ・フレンチというパートにあるという。

「エスコーラ・ヂ・サンバの行進が進行するのを妨げていたのはアレゴリアではなく、コミッサォン・ヂ・フレンチです。これらのいくつかは、見せ場のために約10分間とどまります。完全に行進を通りに止めてしまいます。パレード遅れの原因は、むしろこちらのほうにあるかもしれません」(シマズ氏)

アレゴリアが一台少なくなることで、豪華絢爛なパレードのイメージが弱まるほどの影響はほとんど無いと思われるが、パレード時間を縮小することは観客にとっては体力的に助かる、というのが、筆者の正直な感想だ。

リオのカーニバルは必ずと言っていいほど予定されていた時間より長引いてしまうため、最後の団体のパレードが終了するのは朝方になることがほとんど。最後まで見届けられずギブアップして帰ってしまう観客も少なくない。なるべく多くの人が最後まで楽しめるパレードになるためにも、実験的とはいえ改革を試みる価値はありそうだ。

(文/柳田あや、写真/Alexandre Macieira/Riotur)
写真は2016年のリオのカーニバル。2月8日に行われたエスコーラ・ヂ・サンバのひとつウニアォン・ダ・イーリャ・ダ・ゴヴェルナドールの行進に登場したアレゴリア(山車)のひとつ

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