GINZA SIXビューティフロアにアマゾンから自然の恵み!?

2017年 04月 22日

diptyque GINZA SIX

4月20日(木)にオープンしたGINZA SIX(ギンザシックス)は、銀座六丁目の中央通りに面したにあった松坂屋銀座店の跡地と、隣接する2街区を合わせて新たに作り上げた約9,080㎡の敷地に誕生した銀座エリア最大の商業施設。階数は地下6階、地上13階で、延べ床面積は約148,700㎡となる。

地下1Fはビューティフロアとなり、日本を代表するコスメブランドから、銀座初出店となる新進気鋭のブランドまでが並ぶほか、ネイルケア、ヘアカット&ケア、エステ、エクスサイズなど多岐にわたるビューティサービスを提供。インバウンド需要に呼応した展開をしている店舗も少なくなく、ブラジルからの旅行者にも話題となりそうだ。

diptyque GINZA SIX

フレグランスキャンドルで知られるフランス発のフレグランブランド「diptyque(ディプティック)」の東京での3号店となる「GINZA SIX」店も、和紙や竹を使った、和の要素を取り入れた内装となっている。正面から見た店舗のイメージは、日本の屏風にインスピレーションを受けているという。

1961年、パリのサンジェルマン大通り34番地に誕生したフレグランスブランド「diptyque(ディプティック)」。旗揚げしたのは、インテリアデザイナーのクリスチャン・モンタル=ゴトロ、画家のデズモンド・ノックス=リット、劇場支配人兼舞台美術家のイヴ・クエロンの3人だった。

同ブランドは1963年に、3人それぞれの想いを込めて、Aubépine(オベピン)、Cannelle(カネル)、Thé(テ)という3つのフレグランスキャンドルを発表。今では、約50種類ものオリジナルの香りを展開している。

また「GINZA SIX」店では、オープニング記念の限定アイテムを販売している。

diptyque

「東京」と名づけた限定品のキャンドルは、植物模様にいろどられた乳白色のガラスに収められており、パッケージには、日本庭園の調和と静謐、緑が生い茂る新宿御苑の荘厳さといったイメージが託されているとのこと。同じく同店限定のオードトワレ ディスカバリー・セットには、”青海波”と呼ばれる伝統的な波のデザインのモチーフがあしらわれた。

店内でもひときわ目立つ、竹と真鍮で編まれたコクーンの中には、「コレクション34」と名づけられたオブジェが並ぶ。

diptyque GINZA SIX

3人の創業者がオープンした1961年当時のdiptyqueの1号店は、旅と探検が好きだった彼らが各地で収集した珍しいオブジェの数々に埋め尽くされていたという。「コレクション34」は、そんなサンジェルマン大通り34番地の1号店のムードを詰め込みたいという想いから誕生した。

フレグランスのみならず、香りの世界と結びついたユニークなオブジェの数々…セラミック製、ガラス製、刺繍を施したような真鍮のキャンドルホルダー、ノートや封筒などなど、diptyqueならではの精神や美学–探求と直感に養われた独創性–が、このコクーンの中には詰まっている。

「diptyque Ginza」
東京都中央区銀座6-10-1 GONZA SIX B1F
営業時間10:00-20:30

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(写真・文/麻生雅人)