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シンガーソングライター、ベウキオールが他界

ベウキオール

ブラジルのシンガーソングライター、ベウキオール(70)が4月30日、リオグランジドスウ州サンタクルースドスウの住居で息を引き取ったと、TVグローボの報道バラエティ番組「ファンタスチコ」や「G1」が伝えた。

妻のエジナ・ジ・アラウージョさんによると、ベウキオールは29日の夜に寒気を訴えていたが、それまで健康上の問題は抱えていなかったという。

30日の朝、エジナさんが、ベウキオールが息を引き取っていることに気がついた。警察は、医師が大動脈流の破裂による病死と診断したと発表した。

「ベウキオール氏は、いつも作曲をしたりくつろいだりするときに使っていたソファに横たわっていました。彼が寒いといったのでエジナさんは毛布をかけて、その後、寝室へ向かいました。彼はときどきそこで眠ることがあったため、この日も同じようにソファで寝たのだと思ったそうです。エジナさんは朝、目覚めたときベウキオールさんが寝室に来ていないのでソファの様子を見に行きました。ベウキオールさんの意識がなかったため助けを呼んだということです」と警察は語っている。

5月1日(月)未明、棺はポルトアレグリのサウガード・フィーリョ空港からセアラー州がチャーターした飛行機に乗って出発、朝7時40分ごろ、ベウキオールの故郷セアラー州ソブラウ市に届けられた。

ベウキオール

その後、空港から消防署の車両でサンジョアン劇場まで運ばれ、同劇場で地元での葬儀が行われた。葬儀ではベウキオールの代表曲のひとつ「アペーナス・ウン・ハパース・ラチン・アメリカーノ」が演奏され、葬儀の間中、弔問客はベウキオールの歌を歌い続けていたという。

ソブラウでの葬儀は11時半ごろ終わり、ベウキオールの棺は州都フォルタレーザ市に運ばれ、12時半ごろフォルタレーザ空港に到着した。棺はイラセマ海岸地区にあるドラガォン・ド・マール文化センターの劇場ホールに安置され、ファンや、友人だった音楽家たちも集い盛大に葬儀が執り行われた。

葬儀を終え、5月2日(火)の朝10時ごろ、ベウキオールは華族やファンに見守られながらフォルタレーザ市の平和公園墓地に埋葬された。埋葬のときもファンはベウキオールの歌を歌い続けた。

生前、1987年に「ハジオ・ナシオナウ」のインタビューでベウキオールは、ルイス・ゴンザーガ、ジャクソン・ド・パンデイロや、隣に住んでいたジャズ・バンドが演奏していた合衆国のブラックミュージックに多大な影響を受けたと語っている。

 

 

 

 

(文/麻生雅人、写真上/Secult、写真下/Tânia Rêgo/Agência Brasil)
写真は共に5月1日(月)。写真上はセアラー州ソブラウでの葬儀。写真下はリオデジャネイロ市シネランジア広場。デモ集会の中でベウキオールに捧げられた旗には、弾圧が厳しかった軍事政権下にアイロニーを込めて書かれたといわれている「アペーナス・ウン・ハパース・ラチン・アメリカーノ」の歌詞が掲げられた

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