「第13回ブラジルフェスティバル」閉幕

2018年 07月 16日

カルラ・ヴィジ

7月14日(土)に開幕して2日間にわたって行われた「第13回ブラジルフェスティバル」(主催/在日ブラジル商工会議所)が15日(日)に閉幕した。

物販エリアでは、カラフルなブラジルのドレスや水着、民芸品、ブラジルが誇るランジェリーブランド「HOPE」、ビーチサンダル、有名サッカーチームの公式応援グッズなどの直輸入品が販売された。

第13回ブラジルフェスティバル

第13回ブラジルフェスティバル

飲食エリアでは、ブラジル名物の焼肉料理「シュハスコ」や、肉や豆の煮込み料理「フェイジョアーダ」、北東部地方の郷土料理「ムケッカ・バイアーナ」、国民的カクテル「カイピリーニャ」などが紹介された。

また会場内では、iPadなどが当たる抽選会や、カイピリーニャをはじめカシャッサ(ブラジル原産の蒸留酒)を使った各種カクテルを出すお店対抗の投票形式のコンテスト「第2回カシャッサ・カクテル・グランプリ」が開催された。

第13回ブラジルフェスティバル

恒例となったカポエィラ・エリアではカポエィラの諸団体が演武を披露。

メインステージではサンバやショーロからロックまで、ブラジル音楽の歌や多様なダンスが披露され、ホベルト・シオン、ジョアン・リアなどブラジルから来日したレジェンダリーな音楽家たちも演奏に参加した。

第13回ブラジルフェスティバル

ブラジルフェスティバル

スペシャルゲストでは、14日(土)に日系人セルタネージョ歌手のジョエ平田、15日(日)にはバイーア出身の歌手カルラ・ヴィジが出演した。

第13回ブラジルフェスティバル

カルラ・ヴィジ

公演前にジャーナリストから取材を受けたカルラ・ヴィジは、日本人のリスナーについて「ブラジル音楽についても研究熱心で、奥深くブラジルの音楽を理解していますね」と語った。

クララ・ヌニスのレパートリーとして知られる「カント・ジ・アレイア」や「エ・バイアーナ」、ドリヴァウ・カイーミの「オ・サンバ・ダ・ミーニャ・テーハ」など、さまざまな歌手に歌い継がれる名曲から、かつて在籍していたバンダ・シェイロ・ジ・アモールのヒットポップスまで、幅広くブラジルの音楽を紹介し、サンバやMPBが好きな日本人ブラジル音楽ファンもブラジルの大衆的なポップスが好きなブラジル人も、共に楽しい時間を過ごした。

カルラ・ヴィジ

(写真・文/麻生雅人)
写真上は7月15日、カルラ・ヴィジのステージ。カルラはショーの終盤、観客数名をステージに上げて共にダンスを踊った