ボタフォゴ、オズワウド・オリヴェイラ監督の交代を認める

2013年 12月 10日

オズワルド監督

ボタフォゴが2014年の監督の交代を認めたことを12月9日(月)付け「グローボ」(電子版)が報じた。正式な発表は木曜日以降、チームのリベルタドーレス杯出場が決まってから行われる予定だったようが、同紙に対して交代を認めたようだ。コーチ陣はクラブの重役たちと会議による合意の上で、継続契約しないことを合意したという。

今現在監督をしているのはオズワウド・オリヴェイラ(前鹿島アントラーズ監督)だ。このまま来年度も監督を続けるものだと思っていたが、ここにきて監督交代の意思をチームが発表した。マラカナンでのクリシウマ戦を終え、選手からも残って欲しいという声もあったという。

来年からは今より高い給料を提示しているサントスに移動すると予想される。

今回の監督交代の理由としてボタフォゴのチームは、監督の給与の高さをあげている。他に安い金額でチームを指揮してくれる監督も、いない訳ではない。

しかし、ボタフォゴの本当の意図としては、新しい監督の発掘もあげられる。そこで次の有力候補になると思われるのが、現在ボタフォゴの下部組織で指揮を務めるエドワルド・ウンガロである。彼はトップチームの活動にも全て同行しており交代後も素早く対応できるだろう。

オリヴェイラ監督は同チームで2年間監督を務めた。総133試合を戦い、64勝31負け38分けという戦績に終わった。2013年にはリオ州のチャンピオンになり、リーグ戦でも若手を起用し4位につける等、好成績を収めた。今回の監督交代を受け、新チーム体制にも動きが出てくるのか見ものである。

(文/勝田道徳、写真/Getty Images)
写真は2011年、鹿島アントラーズの監督時代にヤマザキナビスコ・カップでチームを優勝に導いたオズワウド・オリヴェイラ監督