リオの各エスコーラ・ヂ・サンバがダンサーを募集中。モシダーヂはシリコンで豊胸手術をしていない女性を募集!

2013年 12月 30日

モシダージ

2014年のリオデジャネイロのカルナヴァウ(カーニバル)の開催期間は2月28日(金)~3月4日(火)。開幕まで1か月と少しとなった今、いくつかのエスコーラ・ヂ・サンバが、カーニバルを愛するダンサーを募集いていることを12月20日付け「G1」(電子版)が伝えています。

条件はチームによって異なりますが、中には地域コミュニティの人以外でも参加OKのものもあります。募集分野は様々で、バイアーナ、バレリーナ、アレゴリアの上で踊る人など。かつ、そのうちいくつかのチームは、協会からファンタジア(衣装)が無料で支給されるという点が話題となっているそうです。

最も話題になっているのが、モシダーヂ・インヂペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲウ。カルナバレスコのパウロ・メネーゼス曰く、胸にシリコンを入れていない女性を20名、アレゴリア(山車)に乗って踊るダンサーを募集中とのこと。ナチュラルで、きれいなバストをしている人が対象で、大きさは問われないそうです。ファンタジア(衣装)は支給されます。

エスタサォン・プリメイラ・ダ・マンゲイラは、14年のカルナヴァウに関してまだ全員が14年のヂスフィーリに登録していないため、寄付できる衣装があるとのこと。ただし緑とピンクの衣装(マンゲイラのチームカラー)を着るためには、コミュニティの住民票と、すべての練習に参加することが条件だそうです。

ウニードス・ダ・チジュッカでは、バイアーナのパートのダンサーを募集。参加条件は18才以上で陽気で、すべての練習に参加できること。衣装は支給されるそうです。コミュニティのための参加枠でもまだ募集があるそうです。

ウニオン・ダ・イーリャでは、スケートを履いて出てくるパートは締め切っていますが、コミュニティのための参加枠は空きがあるそうです。

カプリショーゾス・ダ・ピラーリスは、アレゴリアアレゴリア(山車)に乗るダンサーを募集。カルナバレスコのアマウリ・サントスによると、衣装はチーム手製の色とりどりで綺麗なもので、女性だけに販売されるそうです。太っている方も痩せている方も、すべての人がアレゴリアに乗ることができます。

ウニードス・ド・ヴィラドーロでは、クラシックバレエのバレーが踊れるダンサーを募集。今回の行進のテーマは、ニテロイ市の歴史とのことで、有名なバレリーナ、マルシア・ハイデにオマージュが捧げられているそうです。ただし参加条件は毎週行われるすべての練習に出られること。

我こそはと思う方は、今からでも申し込みが可能です!

(文/麻生雅人、写真/LatinContent/Getty Images)
写真は2013年のモシダーヂ・インヂペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲウのジスフィーリ(行進)のダンサー