リオのガレオン国際空港内で3歳の少女が転落事故

2014年 01月 6日

ガレオン防護柵

1月4(土)午後5時ころ、リオデジャネイロのガレオン国際空港(アントニオ・カルロス・ジョビン空港)第二ターミナルで、アルゼンチン人の少女(3歳)が7メートルある中二階から転落する事故があったと5日付け「ヴェージャ」(電子版)が報じた。少女は現在、リオ市内のソウザ・アギアール病院に入院している。

転落時、少女はふたりの兄弟と遊んでいたとのことで、頭と顔にけがを負った。少女が転落した際、兄は助けを叫んだ。ブラジル空港インフラ業務公社(Infraero)によると、空港施設内には(転落)事故を防ぐための防護柵が設置されており、柵はターミナル2階のエスカレーターのところまで続いているという。

空港の警察が事故について調査、少女の両親、空港の公社関係者、最初に助けを呼ばれた医師に話を聞いたほか、目撃者捜査とセキュリティカメラの画像解析を始めている。柵が設置されている場合でも空港側に過失が問われるかどうかは専門家の報告が待たれている。

ガレオン国際空港の第二ターミナルは、南米で最もモダーンな施設として1999年にオープンしたという。同空港は、国内線、国際線、トランジット客でにぎわい、年間800万人の旅客を迎える規模を持つ、リオで最も重要な空港とのこと。

今年のワールドカップ、2016年のオリンピックに向けて現在空港はリフォーム中で、リフォームは第一ターミナルは完了しており、第二ターミナルで改装工事続けられている。

改修中の現在は施設にたびたびトラブルがあり、3日(金)も空調施設に不具合が生じてエアコンが止まり、空港内は猛暑に包まれた。「ヴェージャ」によるとその前の月曜にも二つのターミナルでエアコンが止まったとのこと。

(文/麻生雅人、写真/Tânia Rêgo/ABr)
写真はガレォン国際空港内、防護柵